アプローチノートを含んだアルペジオ練習(Cmajor & Gmajor)

ジャズでよく使われるアプローチノートとアルペジオを混ぜたスケール練習です。

[A]はCメジャー、[B]はGメジャーになっています。

2拍ごとのグループになっており、それぞれ最初の音がド、レ、ミ、ファと順に上昇/下降するようになっています。

ここでポイントが2拍目の裏と4拍目の裏の音。これが次の音(ターゲットノート)の半音下になっています。

半音下のアプローチノートの場合はさらにその1つ前の音(ここでは2拍目と4拍目の表拍)はターゲットノートよりも高い音になることが重要です。

アルペジオ+アプローチノートはその形を作りやすく、アドリブフレーズでも多用される音の並び方です。

1.5拍でアルペジオ、残りの0.5拍でアプローチノートを使えるための実践的なスケール練習です。



PR

One Hundred Ways的コード進行でのソロ例

「ワン・ハンドレッド・ウェイズ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「16分音符のシンコペーション(16分音符-8分音符-16分音符)を使う」です。

演奏難易度★★★★☆

本来はまだBメロ&Aメロがまだ続きますが、Aメロ繰り返しの16小節✕2回で。

今回は16分音符のシンコペーションを多用しています。「タ・タ−・ター・ター〜」といった感じに連続する16分音符ウラです。

テンポが90なので、16分音符は必須です。そこで、16分音符を連続するだけでなく、うまく音を伸ばし、音数を増減コントロールすることも重要です。

その伸ばし方で重要なのがシンコペーションです。フレーズの中に伸ばしを入れる時に楽譜の「タイ」が入っているかどうかです。

今回はたくさん入れていますが、「タイ」を自由自在に使えると16分音符も生きてきます。

あとはドミナント7thでオルタードスケールもどんどん入れるといい感じになるコード進行です。

楽譜・音源のダウンロードはこちら



PR

4音半音階の上昇下降・パームキー

前回の「4音半音階の上昇下降」を高音域でパームキーを中心に行ったものです。

パームキーは半音階でも難しく、指がバタつきやすいところです。運指の難易度も上がります。

今回はさらに、タンギングの要素も付け加えます。

基本的には裏拍タンギングです。このパームキーあたりは運指を勘でやってしまいがちです。

勘でやってしまうとタンギングと運指が全然合わなくなってしまいます。

しっかりとコントロールし、運指とタンギングを合わせるようにします。

[A]は半音ずつ上がるパターンで、パームキーを使っています。

[B]はそれを16分音符ずらしたものです。タンギングの位置に気をつけます。

[C]は基本的にCメジャーキーでのパターンです。拍の最初の音と最後の音がCメジャーのスケールの音になるような組み合わせを書き出したものです。



PR

Mercy Mercy Mercy的コード進行でのソロ例

「マーシ・マーシー・マーシー」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「16分音符の三連符を使う」です。

演奏難易度★★★★☆

コードはAセクション「G7-C7」の部分が本来8小節ですが、ここは16小節にしています。その後にBセクションになっています。

セッションなどでは「G7-C7」がオープン(合図出るまで)で演奏する場合が多いですね。

さて、G7-C7でのソロではコードトーン無視で、Cミクソリディアン1発で無理やり押し切っても大丈夫です。G7で「シ♭は#9のテンションだ!」と言っちゃえばいいので。もしくは「G7でブルーノートを意識したからシ♭」でもいいですが。

それでも、ここはコードトーンを守って「シ↔シ♭」と小節ごとに変えるようにしています。

さて、このテンポ100前後で16分音符だけではソロのリズムに変化を出すことが出来ません。

そこで今回は16分音符の3連符を多用しています。

作り方はシンプルに、普通に16分音符を4音並べて1拍作る→最初の音を8分音符(0.5拍)に伸ばして、残り0.5拍に3音詰める(3連符にする)という感じで作っています。

もちろん運指も速くなる訳ですが、それをきれいに演奏すると逆にのっぺりとした演奏/平坦な演奏になってしまします。

あえて何を吹いたか聞き取れないようにちょっと小さめに吹くのもカッコよくなる方法の1つです。

楽譜・音源のダウンロードはこちら



PR

4音半音階の上昇下降

半音階を4音、半音ずつ上昇下降するスケール練習です。

半音階の譜面なので、楽譜を見るほうが逆に難しいです。まずは4音ずつ半音階を上昇/下降することが出来るようにします。

止めずに演奏できることが目的です。

基本的には拍の最初の音をしっかりと覚え、しっかりと半音階の運指に反応し、考えなくても半音階の運指が出来るようになることが目的です。

そして「B」は16分音符分ずらしたものです。

こうなると、最初の音だけでは出来ません。表拍の音(タイで繋がれた最後の音)までしっかりとイメージできないと、この半音階は出来ません。

「A」で無意識でも出来るような運指の練習となりますが、「B」は無意識からまた音を考える練習になります。

AとBでは全然レベルが異なりますが、半音階を確実にできるようにしていくための練習です。

半音階なのでカラオケはどれを使っても大丈夫です。ここではモリタートの100でやっています。


PR

Bossa Antigua的コード進行でのソロ例

「ボサ・アンティグア」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「■.5拍のモチーフを3回連続で使う」です。

演奏難易度★★☆☆☆

キーはFで、コード進行はIIm7-V7-IIIm7-VI7という逆循環進行です。

2-5-3-6は曲のエンディングでは定番の使い方です。とはいえ、曲のコード進行ではあまり見ないかも。普通の1-6-2-5(もしくは3-6-2-5)は定番ですが。

さて、今回は同じようなリズムの形を3回連続で使いますが、全て「■.5」拍というように中途半端な拍数にしています。

つまり、フレーズの表拍と裏拍が入れ替わります。

カッコのところが該当するフレーズになります。

聞くと分かりますが、同じ形を使ったようには聞こえないと思います。もちろんそこが狙いなのですが。

作成するソロなど、マンネリ化していく場合は何かしらアイデアを入れていかなければ打破できないです。

「表と裏を入れ替える」というのも立派なアイデアの1つだと思います。

もちろんこの表と裏を入れ替える場合はアドリブで出てくるようなものではないと思っています。瞬時に入れ替えるなんてなかなか厳しいです。

アドリブ譜を書く場合、いわゆる「書き譜」を作る時に使えるアイデアだと思ってみて下さい。

楽譜、音源のダウンロードはこちら



PR

小指を絡めた1オクターブ以上の跳躍スケール

サックスで簡単そうに見えて難しい運指がオクターブキーの動き。

そのオクターブキーの動きに小指を混ぜると、難しい運指になるだけでなく、跳躍音程で音も裏返るし、超難易度アップです。

また、小指とオクターブキーが絡むと、スピードによっても難易度は激変します。遅いと簡単ですが、速いと超難しくなります。

ということで、下記のようなスケール練習。

[A]は右手、[B]は左手の練習です。

基本的には「レ・レ#・ミ」もしくは「ソ・ソ#・ラ」でその後に半音ずつ上昇/下降する音が付くようになります。

やると分かりますが、オクターブの「レ#」「ソ#」の跳躍がすごく難しいです。

しかし、「レ#」「ソ#」の箇所だけやると出来ます。全体を通すと急に難しくなります。

音は高くなるけど指を押さえるという感覚が重要になります。

出来ない場合は徐々に難しくしてみます。

  1. 1拍ずつ個別にゆっくりやる
  2. 複数拍を連続してゆっくりやる
  3. 1拍ずつ速くやる
  4. 複数拍速くやる
  5. 全体をゆっくり
  6. 全体を速く

是非挑戦してみて下さい。



PR

極小サウンドでサックス練習【フラジオ・ラ】

サックスで家でもできるくらいの極小サウンドで練習するフラジオ・ラです。

「フラジオ・ソ」でもやることは基本的に同じです。

しかし、「フラジオ・ラ」は片手でできる運指です。つまり、右手を使うことが出来ます。

音を出すのはソの方が簡単です。フラジオのラは息の入れ方がガラッと変わるので。

ガラッと変わる分、単発でラは出しやすいと思う場合もありますが、やはり「曲の中で使えるフラジオ」となるとラの方が難しいと思います。

そんな「フラジオ・ラ」ですが、簡単に出す方法が唇を上向きに押さえること。もっと行ってリード自体を指押さえてみてもいいです。

すると、どこかのポイントでフラジオに変わるところがあります。

そこがアンブシュアでも力を入れる場所です。

ただ噛み締めて、息をしっかり入れるのではなく、必要最小限に力を入れる。

そのために、極小サウンドで、指を使うというのは非常に効果的だと思っています。



PR

Footprints的コード進行でのソロ例

「フットプリンツ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「異なるキーのマイナーペンタトニックを使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

この曲は3/4拍子の24小節マイナーブルースです。半音ずつ降りてくるようなコード進行が特徴的ですが、基本的にはブルース進行です。

ブルースにおいてマイナーペンタトニックは鉄板なスケールなので、Am7でもDm7でもマイナーペンタトニックを使っています。

Aマイナーペンタトニックラ・ド・レ・ミ・ソ
Dマイナーペンタトニックレ・ファ・ソ・ラ・ド

しかし、それは1コーラスまで。

2コーラス目はペンタトニックでもAm7でBマイナーペンタトニック、Dm7ではEマイナーペンタトニックという、異なるキーのペンタトニックを使っています。

通常、キーはAマイナーなので、Am7では通常Aナチュラルマイナースケールを使います。

しかしこの独特なベースライン、そしてこの雰囲気。ナチュラルマイナーで普通に演奏するのもいいですが、ちょっと同じマイナースケールでも雰囲気を変えてドリアンを使用してみます。

「モード曲」扱いです。

ナチュラルマイナーからドリアンに変えてもAマイナーペンタを使用しても全然問題ないですが、ここでもう一つ、全音上のBマイナーペンタも全然使えます。

Aドリアンラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#・ソ
Bマイナーペンタシ・レ・ミ・ファ#・ラ

Bマイナーペンタの音はAドリアンに含まれているんですね。だから使用しちゃえということです。

あとはマイナーペンタで普通に演奏してもいいし、モードのアドリブっぽくフレーズに4度インターバルを織り交ぜると面白くなると思います。

もちろんAm7ではなく、Dm7ではDドリアンなので、DマイナーペンタとEマイナーペンタを使っています。

音源、楽譜のダウンロードはこちら



PR

音を出さずにサックス練習【フラジオ・ソ】

サックスの音の技術で大きな壁として存在するのがフラジオ

もちろんフラジオを極めればサックスも3オクターブに音域が広がり、いろいろな曲を演奏できるようになります。

が、もちろんそこには技術が必要です。
フラジオを出すコツもあります。

そしてもう一つ、練習方法も少し考えてみましょう。

フラジオの練習って音を出さなきゃいけないですか?

いや、そんな事はないです。小さい音でも、息だけの音でも十分練習になります。

フラジオの印象って高い音をパーンっと吹くわけですが、高い音を大きく出すのは技術です。つまり難しい。

音とは波(空気の振動)のこと。速い波=高い音となるので、力任せに一気に息を入れる方がイメージに近いかもしれません。

しかし、それは逆効果です。むしろ速い波を作りやすい小さい音のほうが簡単です。

口の中の形を作るだけです。口の中で息の流れをコントロールすることが重要です。

運指をしっかりと覚え、息だけで吹いてもフラジオの音は聞こえます。そこから極小サウンドに持ち込めば家でも十分にフラジオの練習はできます。コツを覚えれます。

速い波を作りやすい小さな音でフラジオを練習し、そこから大きくするほうが断然つかみやすいです。

ということで、息だけの音→極小サウンドでフラジオ・ソのコツを掴んでみましょう。



PR

It Don’t Mean A Thing的コード進行でのソロ例

「スウィングしなけりゃ意味がない」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「VImでブルーススケールを使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

最初はキーはGメジャーです。

まず、この曲の特徴でもあるのが、最初からEm→Em/D#→Em/D→A7/C#とベース音が半音ずつ下がるクリシェと呼ばれる定番のコード進行です。

コードトーンに合わせてメロディックマイナースケールやナチュラルマイナーを合わせた方がいいのかもしれませんが、ここでは完全にマイナーペンタトニックです。

さらにブルーノートでもある♭5thの音を入れたブルーススケールを意識しています。

ブルーススケールはブルースはもちろん、スタンダード曲のコード進行で使っても問題ないです。

特に今回のようにVIm(ここではEm)が多い曲はオイシイです。テンポの速い曲でも意図的にブルーノートを使うことでブルージーな雰囲気に持っていくのもオイシイと思います。

さらにちょっと工夫を混ぜています。

♭7th→Root音はわざと半音階を入れ、ブルーススケール+半音階としています。さすがに常にブルーススケールだとやり過ぎになっちゃうので、ブルース臭さを少し減らすようにしています。

楽譜・音源はこちら



PR

音を出さずにサックス練習【極小サウンド編】

音を出さずにサックス練習、続いては「極小サウンド編」です。音を出さないってなってますが、実際は自宅で「サックスを吹いても迷惑をかけないレベルの極小サウンドを出す」という意味です。

さて、サックスの場合、小さい音をどうやって出すか。これって自分は息の量で変えるものではないと思っています。

※実際は変えます。考え方の話です。

息の量ではなくて、息の量を制限すると考えてみます。息の量(アクセル)でコントロールじゃなくて、息の量を制限(ブレーキ)でコントロール。

そのブレーキ的な役割が「」で、その唇の力で音量をコントロール出来るようになると極小サウンドを作れるようになります。

でも、下唇を歯で噛むわけじゃないです。確かに噛んでも効果はありますが、それだと痛いし、大きい音への対応もできなくなります。
唇の筋力を使って締める」という感覚を身につけるとこの極小サウンドを作れるようになります。

ちなみに、息の掠れた音を出すサブトーンじゃないです。あくまで基本に忠実にリアルトーンを追求です。

サックスは大きい音より小さい音の方が難しいです。家吹きでもいけるくらい小さい音でロングトーンやスケール練習を行ってみてください。

※練習中にブッと大きい音が出ても責任は負いかねますのでご注意を!

その他のサックスの音量についての考え方などはこちら



PR

Don’t Get Around Much Anymore的コード進行でのソロ例

「ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニイモア」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「アボイドノートをビビらず使う」です。

演奏難易度★★☆☆☆

Don’t Get Around Much Anymoreはビッグバンドや歌の曲として有名です。テーマのAセクションでは1小節目と3小節目にキメがあり、それ用のコードもありますが、アドリブでは無視してこちらのコードで考えてやっていいと思います(動画でのバッキングの方は一応キメのコードで作っています)。

短い(あっという間に過ぎ去る)コードが含まれる曲は他にもたくさんあり、もちろんそれに対応出来ればいいのですが、無理に合わせようとしてメロディー感を損なうソロになってしまうのであれば無視してもいいと思います。

さて、今回のコンセプトは「アボイドノートをビビらず使う」なので、たくさん入れています。

アボイドノート(Avoid Note)とはコードトーンを邪魔する音なので、強調すべきではない音(避けるべき音)です。延ばしたりすると気持ち悪いと言われる音です。

アボイドノートの説明は理論書などで詳しく説明されているので、省略しておきますが、メジャーコードの場合は4度(A△7ならレの音、E7ならラの音)、マイナーコードの場合(C#m7ならラの音)は6度がそのアボイドノートです。

しかし、このアボイドノートは「使ってはいけない音」ではありません。「強調すべきではない音」という意味です。むしろ使ったほうが、スケール特有の音を使えるオイシイフレーズになる場合もたくさんあります。

ハイリスク・ハイリターンな音と思っておけばいいのかな。

延ばしたらアウト、でも上手く使うとメロディーに調性を持たせる事ができる音なんです。

8分音符の中に入れると強調されることもなく効果的なので、今回はメジャーコードで4度、マイナーコードで6度の音をなるべく入れるように作っています。

楽譜、音源のダウンロードはこちら



PR

音を出さずにサックス運指練習【オクターブ切り替え編】

音を出さずにサックス運指練習【左手編】の続きで、【オクターブ切り替え編】です。

今度はオクターブの切り替え、特に「レ」の音を中心としたパターンで練習です。

まず最初に「ドレ」のみを繰り返してみます。

その時に見ておくのがネックのトーンホール。ここのキーが少しでも動かないようにします。このキーは左手薬指と親指に連動しているので、同時に動かないとしっかり塞がっていないので、裏返りの原因にもなります。まずはここを安定させます。

その後に下記の運指をそれぞれ30秒やってみます。

  • 「ドレ・シレ・ラレ・ソレ」
  • 「レド・レシ・レラ・レソ」
  • 「ドレ・シレ・ラレ・ソレ」オクターブ上
  • 「レド・レシ・レラ・レソ」オクターブ上
  • 「ドレ・シレ・ラレ・ソレ」オクターブ上下
  • 「レド・レシ・レラ・レソ」オクターブ上下

合計この6パターンです。

基本は「続ける、速く、休まない」ですが、オクターブキーを押さえる親指は腱鞘炎など、指を痛めることもよくありますので、そこは適度に。

息だけの音でも十分にできているか確認出来るどころか、より分かりやすくなります。

是非挑戦してみてください。



PR

Mr. P.C.コード進行でのソロ例

「Mr. P.C.」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「決められたリズムで音程差があるフレーズを作る」です。

演奏難易度★★☆☆☆

Mr. P.C.はマイナーブルースのコード進行です。ブルースは通常ドミナントセブンですが、それがマイナー7になるコード進行です。

また、この曲はテンポが速い。ということで、速めのテンポ設定です。

さて、今回は最初にリズムを決め、そのリズムを使ってフレーズを作るわけですが、どこかに必ず跳躍インターバルを入れるようにしてみます。

まず決められたリズムが「①4分音符→②8分音符→③タイのついた8分音符→④続ける(休符にしない)」としています。

「タータター」というリズム、たくさん入れてますね。

さて、1コーラス目(1~12小節)は②で跳躍するようにしています。つまり2拍目の表で跳躍。

続いて2コーラス目は(13~24小節)は③で跳躍しています。2拍目の裏ですね。

そして最後に3コーラス目は④で跳躍しています。「タータター」の後です。

アドリブを作る時は同じ音使いばかりになってしまう傾向、いわゆる「マンネリ」との戦いです。特に速いテンポは同じフレーズばかりになってしまうことは普通に起こります。

それを解決するために、最初にリズムを決め、そこに自分の中で「ありえないこと」を入れてみます。それが跳躍音程であったり、半音階であったり、4度音程であったり。それがマンネリ化打破の手助けになるし、自分のアイデアとなっていきます。

もちろんそのアイデアを使っても自然なメロディーを作るのは至難の業です。だからこそ考え、考え、考え抜いててメロディー作りに必要な音選びが出来るようになっていきます。

まずはリズムを決めて、そこにアイデアを入れてみたフレーズを作ってみましょう。

楽譜、音源のダウンロードはこちら



PR

音を出さずにサックス運指練習【左手編】

サックスは音を消すことがほぼ不可能な楽器。しかし、家で練習したい。
そういうときは音を出さずに運指練習をやってみます。

まず最初に、音を出さないように息を入れてみます。フーっという息の他に、少しサックスの音が混ざるようになっています。

もしここでサックスの音が何も聞こえない(息の音しか聞こえない)場合はアンブシュアの噛み過ぎ問題や、息の入れ方の問題があります。これは別の機会で。

さて、左手の練習なので「ソラシド」の運指が基本になります。

まずはウォームアップで「ソラ」のみ。やはり薬指の弱点克服がメインです。

その後に「ソド」。これもサックス奏者の弱点です。薬指と人差し指が同時に動かないので、これをしっかりと叩き込みます。

それから「ソド・ソラ・ソシ」「ラソ・ラシ・ラド」「シソ・シラ・シド」「ドソ・ドラ・ドシ」というように、それぞれの組み合わせをやってみます。

それぞれ30秒。出来る限り速く、休まずに続けるようにします。

続けると自分の指の動きとイメージにズレが生じてきます。これが弱点でもあります。

しかし、やりすぎには注意。腱鞘炎の原因になります。まずは30秒✕5種類。休憩入れても5分。これで十分の運指練習です。



PR

All The Things You Areコード進行でのソロ例

「オール・ザ・シングス・ユー・アー」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「メロディーの音使い+半音階を使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

4度進行といわれる非常にスムーズなコードの流れですが、その4度進行にルート音の半音上昇・下降が混ざり、転調しまくりの非常に難しい曲です。

メロディーを聞く限り、複雑そうに聞こえないのに、ハーモニーは複雑です。故に臨時記号もかなり増えてきます。

アルトサックスならC#(D♭)への転調(22-26小節目)が一際難易度の高いところです。

さて、この曲はテーマがシンプルで美しいので、そのメロディーの音使いを利用し、そこに半音階をたくさん取り入れてみます。

半音階も増えるので、3連符も多めに取り入れてみます。テーマの音使いにリズムの緩急を取り入れるような感じです。

テーマが聞こえるようなアドリブを目指す場合は身につけておきたい手法です。

楽譜、音源のダウンロードはこちら



PR

A Night In Tunisiaコード進行でのソロ例

「チュニジアの夜/ア・ナイト・イン・チュニジア」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「運指難易度を落としてリズムキープ」です。

演奏難易度★★☆☆☆

チャーリー・パーカーのバージョンが有名で、名演としても有名でカッコいいんですが、正直参考にならないくらい速くて難しい。

ということで、全体的に簡単にしています。8分音符は2拍以内。それ以上は難易度が上がるので使っていません。まずは音数を減らして、ソロを作ることを条件にしています。

さて、この曲の特徴として、最初に4小節のブレイク(無音状態)があります。スタンダード曲では2小節のブレイクはよくありますが、4小節のブレイクはこの曲くらいですかね。

このブレイク時にソロ奏者のリズムが揺れるとバンド全体が転けます。無音状態でもしっかりとリズムキープしてソロにちゃんと入れることが重要です。

また、ラテンとスイングのパターンを行ったり来たりします。もちろんそこでもソロ奏者のリズムが揺れると転けてしまいます。

コード進行が複雑なので、コードトーンを中心に構成するだけで十分にカッコいい事ができるので、複雑なことはせず、ちゃんとリズムキープすることが重要です。

楽譜、音源のダウンロードはこちら



PR

I’ll Remember Aprilコード進行でのソロ例

「四月の思い出/アイル・リメンバー・エイプリル」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ラテン・スイングの変化に対応する」です。

演奏難易度★★★★☆

48小節が1コーラスで、「AABA」や「ABAB」の形式とは違う独特なフォームになります。

その中でも特徴なのが1~8小節目と、33~40小節目でラテンのパターン、それ以外はスイングのリズムパターンになります。

この場合ストレート(ラテン)、とスイングで8分音符の演奏を変えることになります。このスイング感の切り替えがポイントになります。

また、このようなラテンとスイングの切り替えの場合、速いテンポでやらないとなかなかカッコよくならないので、テンポも速めでやることになります。

#も4つのキーなので、全体的に難易度も高めの曲です。

コード進行も複雑です。

とは言いながらも、EメジャーとEマイナーという同主調を行ったり来たりがメインのコード進行です。

キーの移動は下記のように考えると攻略しやすいと思います。

|E△ |E△ |E△ |E△ |
|Em |Em |Em |Em |
|Em |Em |F#m |F#m |
|E△ |E△ |E△ |E△ |
|Em |Em |Em |Em |
|Em |Em |Em |Em |
|E△ |E△ |E△ |E△ |
|D♭△ |D♭△ |D♭△ |E△ |
|E△ |E△ |E△ |E△ |
|Em |Em |Em |Em |
|Em |Em |F#m |F#m |
|E△ |E△ |E△ |E△ |

楽譜、音源のダウンロードはこちら



PR

Day By Dayコード進行でのソロ例

「デイ・バイ・デイ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「オクターブ下の音への跳躍を使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

Eメジャーのキーでシャープの多いキーです。コード進行としてはA7が特徴的なコードです。A7→G#m7(♭5)というように、半音下のルート音に行くので、subV7のような流れになっています。この場合、ディミニッシュやオルタードのようなスケールがオイシイ音使いになったりしますが、ここは敢えてコードトーン重視でいってみます。

さて、今回はオクターブ跳躍といっても、下へ跳躍するようにしています。

サックスは音が裏返ってしまうので、このような跳躍が苦手です。特に速いテンポではなかなか厳しいです。

しかし、ここで重要なポイントが出てきます。それが音量

ジャズの場合、すべての音をきれいに演奏するということはやりません。楽譜に書いてあっても出ていない音が存在します。

つまり、下に大きく跳躍する場合、ほとんど吹かなくてもOKということになります。書いてあるだけです(実際に速いテンポバージョンは自分も殆ど聞こえないように吹いてます。出来ないから。)

しかし、演奏しなくてもいいわけではないです。指は必ずやるようにします。すると息の余韻などで、ほんの僅かに音が出ているようになります。

この出ているか出ていないかの僅かな音がフレーズに躍動感を生みます。

よく4分音符を吹いていて、「抑揚がない」「一直線に聞こえる」という場合はこのような聞こえるか、聞こえないかの音を演奏できていない場合がほとんどです。

指だけリズムに合わせてやるけど、吹かない(もちろんリズムに合わせるので次の音はすぐ吹く必要がありますが)という事をやってみると抑揚も付きやすく、ジャズっぽく吹けるようにするコツです。

楽譜、音源のダウンロードはこちら



PR