Just The Two Of Usコード進行でのソロ例【ソプラノサックス編】

Just The Two Of Usコード進行でのソロ例【ソプラノサックス編】です。アルトサックス編と同じく、コンセプトはバップフレーズを使うことです。

B♭管でのキーはGマイナーです。アルトサックス編と同様に、Gマイナー・スケールを中心に作っています。

ポイントはD7。ここではファ#の音を入れるようにしています。D7でシ♭、ミ♭が入るので、Gハーモニックマイナーでの構成になっています。いわゆるD7hmp5↓(D7ハーモニックマイナー・パーフェクトフィフス・ビロウ)というスケールです。

シンプルに作るにはマイナーペンタトニックになりますが、半音階などを取り入れ、ビバップ風フレーズを取り入れた作りにしています。

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3連符の3音グループと2音グループ

3連符の3度音程での3音グループと2音グループの練習です。アルペジオで3連符での練習は定番のスケール練習ですが、それの応用で、3度音程の2音グループで下降/上昇したものを混ぜてみます。

3音グループの3連符はリズムも取りやすく、比較的簡単になります。しかし、2音グループにするとリズムが割り切れなくなるポリリズムになるので、急激に難易度が上がります。

いきなり3連符・2音グループで始めるのではなく、まずは3音グループで音符の速さを一度身に付けてから、2音グループに変化する方法なので、リズムトレーニング系のスケール練習でも比較的わかりやすいものになります。

2小節目はスラーの位置によっては簡単になります。しかし、簡単にすることが目的ではなく、3連符の速さを理解することが目的なので、しっかりとスラーを守るようにしてみましょう。

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Satin Doll的コード進行でのソロ例

「サテン・ドール」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「移調したフレーズを使う」です。

この曲のキーはAメジャーですが、色々なキーでのII-Vが存在しています。

まず最初に「Bm7-E7」。その後に全音上に上がって「C#m7-F#7」。
※注)ここはテーマ演奏は2拍ずつのII-Vで、アドリブでは|Bm7|E7|C#m7|F#7|と1小節ずつコードが変わるのが定番ですが、今回は2拍ずつのコード進行で行っています。

その後に「F#m7-B7」、「Fm7-B♭7」という半音ずつ降りてくるII-Vというコード進行です。

たくさんのII-Vが出てくるのでもちろん難しいコード進行です。今回はそのII-Vを移調した同じフレーズを使うようにしています。

「Bm7-E7」と「C#m7-F#7」が移調したフレーズ、「F#m7-B7」と「Fm7-B♭7」が同じフレーズです。

これはアドリブの定番練習でもある12Keysの練習を曲でも使ってみる方法ですが、もちろん瞬時に反応できるようになるには時間がかかります。

コツは楽譜の下に書いてある数字です。これはコードのスケールディグリーと言われるものです。分かりやすくするとコード度数ですね。

このスケールディグリーを覚え、目的のコードに当てはめるようにします。

もちろんアドリブで直ぐにできるようになる訳ではないので、ひたすら修行あるのみですが、慣れてくるとだんだんスピードが上がるようになります。

まずは移調したフレーズを曲の中で使えるようにしてみましょう。

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Last Christmasコード進行でのソロ例

「ラスト・クリスマス」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「メジャースケール+半音階&16分音符を使う」です。

クリスマス曲の定番でもあるWham!(ワム!)のラストクリスマス。コード進行は定番中の定番「I-VI-II-V」。前回の「サンタが街にやってくる」でも使われていますが、今回は1小節ずつのコード進行です。

キーがAなので、Aメジャースケールで吹ききることができますが、半音階を入れ、なるべくAメジャー以外の音を使うようにしています。Aメジャースケールで行ったり来たりにばかりになってしまう場合は半音階をどんどん入れるようにしてみます。

しかし、ここでテンポの問題が。

テンポは105となっており、8ビートでこのくらいのテンポは非常に難しいテンポです。やはり8分音符だけでなく、16分音符を使いたくなるけど、16分音符だと速く感じるテンポだからです。

特に速いテンポでは運指的に左手小指の「ソ#」も難しいところ。ソ#の運指をうまく使えるようにしてみましょう。

小指練習

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Santa Claus Is Coming To Town的コード進行でのソロ例

「サンタが町にやってくる」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「メロディーを少し活かす」です。

有名なクリスマス曲の一つの「サンタが街にやってくる」なので、クリスマス時期に耳にすることは多いと思います。

となると、ソロを演奏するときはメロディー(テーマ)を完全にぶっ壊すのではなく、ちょっと活かすようにしてみます。

これはメロディーのフェイクでもよく使う方法ですが、メロディーには「覚えやすいところ」と「うろ覚えなところ」があります。

その覚えやすいというのは「強小節」に多く見られます。

小節は強弱が繰り返し行われます。下記のような感じに。
|強小節|弱小節|強小節|弱小節|強小節|弱小節|強小節|弱小節|

これをもう少し大きく、2小節単位で捉えると、前半2小節が強く、後半2小節が弱いと考えることも出来ます。
|強小節|   |弱小節|   |強小節|   |弱小節|   |

つまり、強弱は同じ長さで交互に訪れ、強い性質はメロディーを覚えやすいことが多いという事です。もちろん例外もたくさんあるのが音楽ですが。

さて、このソロは2小節単位
|強小節|   |弱小節|   |強小節|   |弱小節|   |
で、強小節の部分でメロディーをなるべく使うようにしています。

メロディーっぽい音使いが聞こえてきませんか?

もちろんメロディーの音ばかり使っていてはジャズアドリブ感もなくなるので、ジャズフレーズも取り入れたいところ。今度は強小節ではなく、弱小節がポイントになります。

弱小節もメロディーの音を使っていますが、音数を増やして原曲メロディーを壊すようにしています。

メロディーを活かしたい場合は強小節でメロディーを取り入れてみてください。その後は結構音を入れても原曲の雰囲気を出しやすくなると思います。

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Blue Moon的コード進行でのソロ例

「ブルー・ムーン的」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ドレミファソラシドで作る」です。

この曲のコード進行は「循環進行」とも呼ばれる「I-VI-II-V」のコード進行です。王道中の王道のコード進行です。Bセクションで一時的にE♭メジャーに転調しますが、ほぼCメジャー1発で出来るコード進行です。

今回は超絶シンプルに作るために「ドレミファソラシド」を並べただけのソロにしています。

振り仮名だけを見ると分かると思いますが、最初はド~ドで行ったり来たり。後半部分でド以外の音でも折り返していますが、基本的には「ドレミファソラシド」です。アルペジオも半音階も使っていません。

もちろんこれは強引極まりない方法ですが、振り仮名を見ただけで、こういう応用が効くかどうかです。

リズムによるアイデア、インターバルの取り方の2つが今回の主な使い方になりますが、ドレミファソラシドだけでもいろいろなアイデアが生まれます。

楽譜で音符を見るだけでなく、振り仮名を見ながら演奏したときに、上記のようなアイデアを持つことも管楽器でアドリブで重要な事だと思います。

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Chameleonコード進行でのソロ例

「カメレオン」でのソロ例です。
今回のコンセプトはドリアンスケール+半音階です。

キーはGマイナーなので、シ♭、ミ♭が調号になりますが、実際はGm7-C7のII-V進行ばかりなのでGドリアン・スケールです。

ファンクなビートなのでGマイナーペンタトニックが王道スケールになりますが、今回はジャズっぽくシてみるということで、このドリアン・スケールを考えて作っています。

Gドリアンスケール
ソ・ラ・シ♭・ド・レ・ミ♭・ファ

分かりやすくすると「ミ」にナチュラルが付くだけですね。

さて、「ドリアンスケール」と言われると本当にこのスケール内でフレーズを作ろうとしてしまいますが、もちろんそれだけでは限界があります。

そのドリアン・スケールの間を埋めるように半音階を入れることで、フレーズにバリエーションを持たせる事ができます。

もちろんどこでもいいという訳ではありません。基本は16分音符の裏。つまり、16分音符の2音目と4音目です。臨時記号の多くはそこについているはずです。

もちろん1音目と3音目にも付きますが、そこはドリアンスケールにするためのミ・ナチュラルであったり、半音階を戻すナチュラルが主な使い方です。

音数を減らし、シンプルに行きたい場合はペンタトニック。普通に行きたい場合はドリアン・スケール、音数を増やしたい場合はドリアン・スケール+半音階という作り方というように、作りたいフレーズの音数によって変化させてみます。

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Funk In Deep Freezeコード進行でのソロ例

「ファンク・イン・ディープ・フリーズ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは2つのキーのマイナースケールです。

なかなか複雑なコード進行の曲です。もちろんコードに合わせてソロを取るわけですが、この曲のキーを考えるとそこまで複雑ではないです。

この曲ではたくさんのドミナントセブンが出てきます。特に連続するドミナントはエクステンデッド・ドミナントなんて言われたりもしますが、、、ここでは簡単にするコツがあります。

そのカギが「IV7」と「♭VII7」。

マイナースケールは「ナチュラルマイナー」「ハーモニックマイナー」「メロディックマイナー」という3種類があります。各スケールにはダイアトニックコードというのが存在しますが、「♭VII7」はナチュラルマイナーのダイアトニックコード、「IV7」はメロディックマイナーのダイアトニックコードです。

つまり、両方とも同じマイナーキーで解釈することができます。

そうすると連続するドミナントのG7-C7はDマイナー、F7-B♭7はCマイナーで考えることも可能です。

つまり何が言いたいかというと、この曲は下記のようなキーで演奏可能なので、簡単に演奏したい場合は2つのキーのマイナースケールを練習しておこうという事です。

DマイナーCマイナーDマイナーDマイナー/少しコード意識
DマイナーCマイナーDマイナーDマイナー/少しコード意識
DマイナーCマイナーDマイナーDマイナー/少しコード意識
DマイナーCマイナーDマイナーDマイナー/少しコード意識
GメジャーGメジャーGメジャーGメジャー
B♭メジャーB♭メジャーB♭メジャーDマイナー
DマイナーCマイナーDマイナーDマイナー/少しコード意識
DマイナーCマイナーDマイナーDマイナー

この曲のアドリブは上記のスケールを考えて作っています。

キーを簡単に解釈する方法は「ドレミで覚えるジャズ・スタンダード」に記載しています。まずはキーをしっかり理解し、そのスケールを演奏できれば音を外すということは無くなります。

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If I Were A Bellコード進行でのソロ例

「イフ・アイ・ワー・ベル」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはII7をメロディックマイナーで演奏することです。

この曲のキーはDなので、II7はE7です。V7/Vというセカンダリードミナントがバークリー的な音楽理論のアナライズですが、簡単にするためにここはII7で。

スタンダード曲はこのII7が結構多いです。コール・ポーターの曲はこのII7が使われた曲がたくさんあります。

普通はIIm7ですが、II7になるのがポイントですね。

基本的なII7の攻略方法については「ドレミで覚えるジャズ・スタンダード攻略法」でも記載しましたが、ここでも同じくメロディックマイナー攻略を使っています。

II7の次のコード(ここではE7の次にあたるA)のメロディックマイナーを演奏するという手法です。

Aメロディックマイナーはラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#・ソ#です。Eミクソリディアン♭13というスケール名というのが正式ですが、楽に考えるためには次のコードのルート音のメロディックと考える方が簡単です。

もちろん他のスケールを使うことも可能ですが、ここではこのスケールでフレーズを作っています。

テンションとコードトーンを意識したスケールです。

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Strasbourg St. Denis的コード進行でのソロ例

「ストラスブール・サン・ドニ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはジャズフレーズで音を敷き詰める事です。

コード進行はシンプルです。ほとんどがFのダイアトニックコードです。D7がありますが、 ♭9thのテンションがあるので、Dm7(Fのダイアトニック)で無理やり押し通すこともできます。

つまり、最初から最後までFメジャースケールで演奏することが可能です。また、リズムフィール的にも16分音符でハネているようなパターンなので、Fメジャーペンタトニックは間違いなくしっくりきます。そしてその応用のDマイナーペンタやDブルーススケールが王道の使い方です。

が、今回は全てそれを無視します。半音階やアプローチノートをいれたビバップ系のフレーズをどんどん入れてみました。ちょっと強引に使っていますが…。

90〜100くらいのテンポは16分音符で演奏できるとカッコよくなるのですが、メジャースケールやペンタトニックだけではすぐにネタ切れ感が出てしまいます。(もちろんメジャースケールやペンタトニックだけでカッコいいのが理想だと思っていますが…)

となると、音数を増やすためにどうするかを考えると、「半音階を入れる」という選択肢を持てるようにします。

もちろん表拍にはFメジャースケールの音が来るように考えなければいけないのが難しいところですが、ジャズのフレーズにはたくさんヒントが詰まっているので、ビ・バップ系のフレーズをどんどん使うようにしています。

ちなみに、D7のところはH-Wディミニッシュを使っています。

あと、どうでもいいことですが、「Strasbourg St. Denis」って「ストラスブール サン・ドニ」って読むんですね

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メジャースケール+半音階のスケール練習

メジャースケールと半音階を連続で演奏するスケール練習です。

メジャースケールの後に半音階と半音階の後にメジャースケールの2種類を2オクターブで上昇・下降と行います。

AはCメジャー、BはD♭メジャーになっています。

これをメトロノームを使って正確なリズムで行いますが、メジャースケールのルート音が表拍と裏拍のどちらにあるかしっかりと把握することが重要です。

例えばAの場合はCの音が最初に来ますが、次の1オクターブ上の音は4拍目の裏、2オクターブ上の音は2拍目の裏にきます。この裏拍に来る場合はリズムが崩れやすくなる(走ったり、転んだり)のでしっかりとリズムキープ出来るようにしましょう。

Cメジャーで出来れば半音上のD♭メジャー(B)でもやってみましょう。超絶難しくなりますが…。

2オクターブの音域が出来るスケールであればできる他のキーでも挑戦してみてください。

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Like Someone In Love的コード進行でのソロ例

「ライク・サムワン・イン・ラブ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「♭9thを使う」です。

この曲のコード進行はたくさんII-V進行が入っている曲です。その全てのV7で今回は♭9thというテンションを使っています。

♭9thはドミナント7のコードで使えるテンションです。メジャー7やマイナー7では使うことは出来ないので注意です。

アドリブで♭9thのテンションを使えるようにできるとジャズっぽさがアップします。しかし、慣れていないと超気持ち悪い音です。

それもそのはず、ルート音の半音上の音だからです。半音でぶつかるので、伸ばすとかなりの不協和音です。

ということで、♭9thを使いこなすにはテンポ感も必要です。つまり、速く演奏できるようにする技術も必要ということです。速く演奏できると自然と溶け込むような不思議な音使いに変わります。

さて、♭9thを含むスケールといえばオルタードスケールやハーフ・ホール・ディミニッシュというスケールです。もちろんここでもそのスケールを使用しています。

しかし、最初はスケールを考えるよりも「コードトーン(1,3,5,♭7)+ルートの半音上(♭9)」と考えてみると分かりやすいと思います。これで自然とディミニッシュスケールの完成です。

特にこの曲ではドミナント7が2拍の場合が多いので、スケールを考えるよりも速く考える事ができると思います。

ルートの半音上を瞬時に考えるようにしてみましょう。

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Autumn Leaves的コード進行でのソロ例

「枯葉」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「コードトーン+4拍目裏のアプローチノート」です。

基本的には全てコードトーンのみで作るようにしていますが、今回はコードチェンジの時に半音階で繋ぐことを考えています。

ほとんどのフレーズで小節線を越えるときに半音で繋げる(4拍目の裏から1拍目の表が半音階)ようにしています。

ソロはコードトーンのみで構成することも出来ますが、コード進行を強調するためにこのようなアプローチノートを使用します。

半音を使うということはコードトーンから外れる音を使うといことにもなりますが、これはハーモニーというよりも、メロディーの特性である「導音」を利用すると考えます。導音は弱拍の場合はコードトーンではなくても問題なく使うことが出来ます。

コードスケールの音ばかりだとコードトーンのみで演奏していても「コード感を感じられない」と言われることもあります。

その場合はコードトーン+アプローチノートとして、4拍目裏に半音下の音を入れるようにしてみましょう。

ちなみに、アプローチノートを使う場合は4拍目の表拍の音は下記の2つです。
・次の小節の1拍目よりも高い音
・全音下(長2度下)から、半音階

アプローチノートを使う場合は4拍目の表が1拍目よりも低くならないようにするのがポイントです。

アプローチノートについての詳しい解説はドレミで覚えるシリーズや、一生使えるアドリブ基礎トレ本に記載しています。

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When You Wish Upon A Star的コード進行でのソロ例

「星に願いを」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはコードトーンでソロを作ることです。

ソロはコードトーンのみで作られています。トライアド(3和音)のところはメジャーセブンの音にしてあります。

コードトーンでソロを作れば伴奏で使用される音なので、間違いなく外れた音を避けることが出来ます。

コードトーンさえわかればいいので、音楽理論もスケールなどが分からなくてもできるので、ソロを作る上でも比較的簡単な方です。

もちろん「アドリブ」となれば瞬時にコードトーンが分かるようになるための経験も必要となりますが。

さて、コードトーンのみでソロを作る場合、気をつけなければいけないのが、「同じ音」です。

同じ音はできる限り避けるように作成します。理由は単純にカッコよくなりづらいからです。特に表拍で同じ音が連続する場合は要注意です。

もちろん例外もあり、ここでのソロでもたくさん小節内で同じ音を使用しています。

その例外方法の一つが、「モチーフとして利用すること」です。同じようなリズムのフレーズで、なにか少し音が変わるような場合は同じ音を使うほうが逆に印象づけることができるからです。

ここでは2段目や3段目がそのモチーフを利用した作り方です。

ほかの8分音符が連続する場合は小節内になるべく同じ音が来ないように、来てもなるべく2音以上離すようにしています。

2拍ずつ変わるコード進行など、コードが多い場合にソロを作るときはコードトーンのみで作成するのも一つの方法です。

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Song For My Father的コード進行でのソロ例

「ソング・フォー・マイ・ファーザー」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「左手の小指(ラ・ラ♭・ソ)の運指を速く」です。

この曲のキーはDマイナー。スケールもDマイナー・スケールのみでも対応できるコード進行です。

しかし、Dマイナースケールのみではなかなか上手くソロを作ることが出来ません。そこで半音階を所々に入れてあげます。ここではその半音階でも「ラ・ラ♭・ソ」を多用しています。

「ラ・ラ♭・ソ」を使用した考え方は2通り。

1つ目がブルーススケールな考え方。8ビート系のソロの作り方の基本はペンタトニック。となると、そこにブルーノートである♭5thの音を足すとブルーススケールです。ここではDマイナーなので、ブルーノートはラ♭。ラ・ラ♭・ソはブルーススケールの定番の使用方法です。

もう一つがビバップスケール。ビバップスケールはミクソリディアンに7thの音を経過音として足したものです。ここではDm7ですが、そのV7であるA7のビバップスケールと考えています。Dm7の中でA7を演奏するような感じです。

Dm7をA7→Dm7に分割して演奏する方法です。これは16分音符などの速いフレーズの場合はよく用いられる方法で、フュージョン系の1コードの曲ではよく見られるフレーズの作り方です。

さて、作り方とは別に難しいのがこのラ・ラ♭・ソの運指です。左手小指という、サックス奏者の弱点運指なので、鍛えておく必要がある指使いです。

やはり8分音符ではもっさり感が出てしまいます。16分音符で軽やかに半音階を吹ける運指技術は身につけておきたいところです。

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Perdido的コード進行でのソロ例

パーディド的コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはブルーノートを使用する事です。

G6のコードでブルーノートである♭3rdの「シ♭」を多用しています。メジャーコードで敢えてシ♭を入れ、ブルージーな雰囲気を出すようにしています。

もちろんただ単純に♭3rdの音を入れると考えているわけではありません。それがもう一つのポイントである「ミ」を多く使っていることです。

これはG6の6thの音ということですが、この場合はEマイナーを考えています。つまり、Eマイナーペンタトニックに♭5thの音であるブルーノートを足したEブルーススケールで(ミ・ソ・ラ・シ♭・シ・レ)でフレーズを考えて作っています。

GというコードでGメジャーではなく、Gブルーススケールでもなく、平行調のEマイナーブルーススケールを使用することがポイントです。

「Imaj」コードで平行調のブルーススケール(Cメジャーの場合はAマイナー)はオイシイ音になりやすく、臨時記号の無いダイアトニックコードで構成された曲には効果的です。

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How High The Moon的コード進行でのソロ例

ハウ・ハイ・ザ・ムーン的コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはゴーストノートを使うことです。

今回は運指というよりも音の技術で対応する方法です。

譜例には裏拍で同じ音をかなり多用しています。

  • 3~4小節目の「ソ」
  • 6小節目の「レ」
  • 9小節目の「ド」
  • 12小節目の「ラ」
  • 15小節目の「ミ」
  • 18小節目の「シ」
  • 27~28小節目の「ミ」

通常、アドリブのフレーズを作る場合は同じ小節内で同じ音は避けるようにします。同じ音を使うと単調になってしまうからです。しかし、今回のコンセプトは敢えて同じ小節内で同じ音を使用しています。

つまり、本当はNGな手法です。しかし、それをOKにする方法が「裏拍をゴーストノート」にすることです。

ゴーストノート、直訳すると「幽霊音」ですね。つまり、聞こえないようにすること。ここでは裏拍の重複した音はほとんど聞こえない、むしろ吹かないようにするくらいで演奏します。

でも、全く聞こえないというわけではないです。

自分はこの場合、指は動かしているけどイメージ的にはほとんど吹いていません。フッフッフッと4分音符を吹いていて、その息の余韻を使っているイメージです。

全く吹いていないわけではないけど、かすかに聞こえる音。これがゴーストノートとしてフレーズにリズム感を与える効果があります。

ハーフタンギングで音を聞こえなくする方法もありますが、自分は苦手なので、息の余韻というイメージです。

アドリブのコピー譜などもこのようなゴーストノートがたくさん入っています。楽譜によっては書いていない場合もあるし、逆にしっかり書いてある場合もあります。

ゴーストノートは極端な強弱をつけた演奏と思っても大丈夫です。楽譜通りに吹いたのに聞こえる感じが全く違う場合はこのゴーストノートの使い方も重要だと思ってください。

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Stella By Starlight的コード進行でのソロ例

「星影のステラ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはメロディーの音を使うことです。

星影のステラはパブリックドメインの曲なのでメロディーを載せても全く問題ないですね。ということで、このソロでは「M」と記載されているのがメロディーの音です。つまり、メロディー+8分音符と考えたソロ作成です。

アドリブを演奏するときにコードも分からないとなると、手っ取り早く演奏する方法がメロディーの音を使うことです。これをさらに進化させ、ちゃんとメロディーの音をすべて使った上でコードトーンも取り入れてに作ってあるので音数も増え、そして臨時記号も増えています。

もちろんただ単純にメロディーを変化させるだけではなく、基本的なルールを決めてみます。それが「M」と記載された場所だけで演奏してもメロディーとして通用することです。故に、ほとんどのMは表拍で使うようにしています。

星影のステラはメロディーでコードトーン以外の音を使うことも多いので、なかなか面白い音使いになりますね。

このようにアドリブのフレーズのきっかけにメロディー(テーマ)もどんどん使ってみましょう。