April In Parisコード進行でのソロ例

「パリの4月(エイプリル・イン・パリ)」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「3連符シンコペーションを使う」です。

演奏難易度★★☆☆☆

よくあるスタンダード形式(AABAやABABという形式)ではなく、コード進行も頻繁に変わる調なので、アドリブを行う上では難しいコード進行です。

さて、難しいコード進行でもコードトーンに合わせて演奏すれば、外れた音にはなりません。その音使いを使ってメロディーを作るようにします。

そのコードトーン中心の音使いでもちょっとリズムに変化を付けてみます。

今回はそのリズムの変化でも、3連符の3つ目の音にタイを付けた「3連符のシンコペーション」を使ってみます。

ジャズ以外ではあまり使われないようなリズムなので、このリズムについては慣れが重要になると思います。

重要なポイントはその後の8分音符。ここがハネて3連符にしないように、しっかりと8分音符になるように気をつけます。また、裏拍になるので、タンギングも付いているとさらにスイング感も出しやすくなります。

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Always Thereコード進行でのソロ例

「オールウェイズ・ゼア」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「1小節ずつ変わるキーに対応する」です。

演奏難易度★★★★★

コード進行は|Dm7 Am7 | Cm7/F B♭△7 |という2小節の繰り返しです。

キーはDマイナーで、ダイアトニックコードも多いのでDマイナースケールで押し切ることもできるのですが、厄介なのが「Cm7/F」です。このコードにはDマイナーのスケールに存在しない「ミ♭」の音が入るからです。

Cm7/FはF7sus4と考えることもできるので、ここはF7sus4→B♭というV-Iで考えてみます。つまり、|Dマイナー|B♭メジャー|の1小節ずつの繰り返しで考えてみます。

実際、偶数小節は転調しているような感じにも聞こえるので。

ということで、奇数小節Dマイナー(シ♭)、偶数小節B♭メジャー(シ♭、ミ♭)で、ソロを作ってみます。要は「ミ♭」の有無です。

そこにちょっと半音階を足すとフレーズも作りやすくなると思います。

前述の通りDマイナー一発で押し切ることも出来ますが、キーチェンジが苦手な場合は「ミ」を使わないDマイナーペンタ(レ・ファ・ソ・ラ・ド)などでもいいと思います。

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Spainコード進行でのソロ例【ソプラノサックス編】

「スペイン」コード進行でのソロ例・ソプラノ編です。
こちらもアルト編同様、コンセプトは「難しいキーで頑張る」ですかね…。

演奏難易度★★★★★

アルト編と同様に、リズムの書き方としては8分音符での記載が正しい書き方ですが、ここでは敢えて4/4拍子で16分音符の書き方にしています。

E♭管のG#マイナー(Bメジャー)とB♭管のC#マイナー(Eメジャー)ではラ#の有無により、難易度が激変しますが、それでも#4つのキーは難しいですね。

さて、こちらはA△7、F#m7、C#m7、E△7がダイアトニックコードです。これらのコードはC#マイナースケールで演奏します。

G#7(A♭7)はC#マイナーのダイアトニックコードでもハーモニックマイナーのダイアトニックコードになります。

「D#7(E♭7)」と「C#7(D♭7)」がノン・ダイアトニックコードなので、その2つのコードだけ要注意です。コードトーン+C#マイナースケールと考えると分かりやすくなります。

また、アルト編と同様に、「-(横棒)では半音階」と考えています。1音ずつすべて考えるのではなく、半音階として一纏めにして考えています。

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B♭キーで右手小指の分離練習

木管楽器は「指を押さえる=低くなる・指を離す=高くなる」というのが基本構造です。

しかし、サックスでは「レ→レ#→ミ」、「ミ→ミ♭→レ」など「指を押さえる=低くなる・指を離す=高くなる」とは逆の動きをする場合があります。

最初はこの運指に戸惑い、間違える原因にもなるので絶対に克服しなければいけない運指です。

ということで、その運指練習です。

今回は右手の運指「レ・ミ♭」の動きを重点的にやるようにするので、♭がシ・ミに付くB♭メジャーキーで行います。

AとBが基本練習です。連続して速く動かすことを目標としますが、、、、Bは超難しいです。速くならないと思います。

スケールには無い音ですがファ#が苦しめてくれる動きです。

短期間で克服しようとせず、長期間継続して鍛えるようにしてみてください。無理すると腱鞘炎にもなりかねないので。

CとDは応用のスケール練習です。これも薬指小指の動きを気にしながらやってみてください。

小指を楽器から離さないことも意識すると効果的です。

小指の動きが大きいとそれだけ余分な力が入りすぎて他の運指にも悪影響を及ぼします。必要最小限の動きにしておきましょう。

コツは「小指は浮かすのではなく指を曲げて離す」という感覚を掴むことです。

ちなみに、右利きの人にこれらの速い動きはかなり難しいと思っておいてください。

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Spain的コード進行でのソロ例

「スペイン」コード進行でのソロ例です。
コンセプトは「難しいキーで頑張る」ですかね…。

演奏難易度★★★★★

この曲は2/2拍子で、リズムの書き方としては16分音符ではなく、8分音符での記載が正しい書き方ですが、ここでは敢えて4/4拍子で16分音符の書き方にしています。

省スペース的な意味もありますが、サックスは16分音符のリズムでソロを吹く考えでもいいからです。

さて、この曲はG#マイナーです。#5つの難しいキーです。技術的には「ラ#」の運指がポイントになると思います。Bisキーとサイドキー(taキー)を上手く使い分ける必要があります。

難しい曲ですが、コード進行としてはそこまで複雑なものではないです。ほとんどがG#マイナーのダイアトニックコードで構成されています。この辺はBメジャーで考えた方が簡単ですね。

E△7、C#m7、G#m7、B△7がダイアトニックコードになります。

D#7(E♭7)はG#マイナーのダイアトニックコードでもハーモニックマイナーのダイアトニックコードになります。

「A#7(B♭7)」と「G#7(A♭7)」がノン・ダイアトニックコードなので、その2つのコードだけ要注意です。

このように調号の多い曲では「#が5個、ファドソレラに付く」と考えるのではなく、「シミ以外、全部に#が付く」と考えるようにします。もう#がついて当たり前のような感覚です。

ということで、今回の譜面は音階名に#などを振らないようにしています。

また、「-(横棒)では半音階」と考えています。1音ずつすべて考えるのではなく、半音階として一纏めにして考えています。

考えることを少なくするのも重要な方法です。

技術に関しては、、、、ひたすら練習あるのみ。特にラ#の運指に関しては。

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アプローチノートのあるメジャースケール

スケール練習も普通に上昇下降するだけでは単なる指の動きだけでしかなく、「使えるスケール練習」とはなりません。

そこで、ジャズのフレーズでもよく使うアプローチノートを含めたスケール練習にしてみます。

その他のアプローチノートについてはこちら

ABがGメジャー、CDがCメジャースケールになっています。

2拍グループとして考え、2拍目の裏と4拍目の裏はアプローチノートになっています。つまり、次の音(1拍目と3拍目の表)の半音下です。

スケール外の音になるので、慣れが必要になりますが、アプローチノートを考え、直感的に反応できるようにする目的があります。

「Gメジャー一発」と言われて、このような音使いができるようになってくるとジャズの雰囲気を出すフレーズが作れるようになります。

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The Shadow Of Your Smileコード進行でのソロ例【ソプラノサックス編】

「いそしぎ(シャドウ・オブ・ユア・スマイル)」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「平行調の3種類のマイナースケールを使う」です。

アルトサックス編はこちら

演奏難易度★★★☆☆

基本的にはアルトサックス編と同じ考えです。B♭管の場合はこの曲のキーは調合が無しのCメジャーです。

Cメジャーの平行調であるAマイナーは下記の構成音です。

  • Aナチュラルマイナー:ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ
  • Aハーモニックマイナー:ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ#・ラ
  • Aメロディックマイナー:ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#・ソ#・ラ

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The Shadow Of Your Smileコード進行でのソロ例

「いそしぎ(シャドウ・オブ・ユア・スマイル)」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「平行調の3種類のマイナースケールを使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

この曲のキーは調合が#1つのGメジャーです。しかし、この曲はコードにGが少なく、どちらかというとマイナーの雰囲気があります。

そこで、ちょっとGメジャーと同じ調合であるマイナー、いわゆる「平行調」で考えるとEマイナーで考えてみます。

すると、一見II-Vの多い転調だらけのコード進行でも、ほとんどがEマイナー関連スケール「ナチュラルマイナー、ハーモニックマイナー、メロディックマイナー」のダイアトニックコードに分類されます。

転調続きに見えても実際はあまりキーが変わっていないコード進行です。

このスケールが分かればコードを丸暗記するより少なく、非常に効率的にアドリブを作れるようになります。

今回はそのスケールが分かりやすくなるように、跳躍を減らし、スケールの上昇/下降 を主に使うようにて作っています。

ちなみに、「マイナー」として考えて、3種類ではなくナチュラルマイナーで押し通してもテンションに該当することが多いです。そのため、ハーモニック・メロディックを捨てて、ナチュラルマイナー一本で考えても無理矢理ですが、押し通すことも可能です。

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Everything Happens To Meコード進行でのソロ例

「エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「16分音符で3・5・7・9アルペジオを使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

基本的にバラードで演奏する曲なので、テンポ遅めで考えています。そうなると16分音符を入れたくなるところです。

その16分音符では3・5・7・9アルペジオを主に使うようにしています。コードの3rdの音から始まり3度の音を積み重ねて5th、7th、9thを使う事です。

3rdから始めるアルペジオで最後の音はルート音(3・5・7・1アルペジオ)に行くのがコードトーンですが、敢えてそこは9thに行くようにしています。

そうするとアルペジオの次の音、つまり表拍がルート音に行きやすいので、コード感を出しやすいフレーズ作りにもなります。

また、このように16分音符を入れる場合、アルペジオのすべての音をきれいに吹くのではなく、ちょっと低音域は聞こえないような音で演奏するのもジャズサックスの定番奏法です。

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Bluesette的コード進行でのソロ例

「ブルーゼット」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「3拍子でオクターブ跳躍を使う」です。

難易度★★☆☆☆

Gのキーを中心としながらもサブドミナントマイナーを上手く使い、GメジャーとGマイナーのキーを行ったり来たりするコード進行です。

さて、この3拍子の曲ですが、オクターブの跳躍をたくさん入れるようにしています。

「オクターブの跳躍」といっても高い方に行くだけではありません。低い方へのオクターブの跳躍もあります。

この場合、特に重要なのが音量。速いテンポになると特にそうですが、音量を一気に落とさないと(聞こえなくてもいいくらい)サックスの場合コントロール不能になります。

もちろんコントロールだけでなく、実際のジャズの歌い方も一気に低い音になると聞こえるか、聞こえないかくらい音量差を付けます。

これを3拍子でやるためにはしっかりとテンポや、拍のカウントが必要になります。付点4分音符も多用しているので、リズムをしっかりとキープしてみてください。

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サックスのアンブシュアと絶対音感でのオクターブのズレについて

最初に、自分は絶対音感は全く持っていないので、何も違和感なく演奏出来ていますが、ちょっと気になったので。

サックス演奏時の舌の位置について

サックスの音について教えている時によく舌の位置がどうなっているかを聞くようにしています。見えないけど、音を聞いているとピッチのズレなどで舌の位置や形は分かるもんです。

さて、サックスは移調楽器で、「ド」がピアノなどの実音とは異なる音が出ます。

絶対音感が無ければ、そこに何も違和感なく演奏出来ると思いますが、絶対音感があると「ドがドじゃない」という違和感を感じるみたいです。

それはテナーサックスやソプラノサックスのB♭管よりもアルトサックスのE♭管はよりズレを感じるみたいです。

ここまではよくある話し。

一般的な楽譜は移調された状態で書かれているので、そのズレに慣れて演奏する必要があります。しかし、それは楽譜を見ながら演奏する(要は出している自分の音をあまり聞かない)と徐々に慣れるみたいですが、ここでもう一つの問題があるようです。

それがオクターブのズレ

オクターブのズレと舌の位置

初心者の絶対音感の持ち主の音を聞くと、舌の位置が下がっている傾向にあります。全体的にピッチが低く、無駄に息を使い、音が伸びない、タンギング苦手というのが同時に起こる状態です。

歌うと分かりますが、低い声を出すと舌の位置は下がり、高い声を出すと舌の位置は上がります。低音域でずっと歌っているような状態でサックスを吹く人が多いです。

試しに「オクターブ上を歌うような感じで吹いてみて」というと、急に音が安定してきます。

オクターブを出ている音に合わせると口の中が緩みすぎてピッチが低くなり、1オクターブ高い音をイメージするとちょうどいい感じのアンブシュアの硬さというか舌の位置に落ち着くことが多いです。

つまり、実際に出ている音と最適なアンブシュアは1オクターブのズレがあるみたいです。

CとE♭のズレだけでなく、オクターブのズレもサックスでは修正する必要がある楽器なのかなと。

絶対音感の持ち主はこのオクターブのズレの修正はなかなか厳しいようで、オクターブ上で歌うように吹いていても、実際は低いので吸い寄せられるようになってしまうみたいです。

自分は絶対音感も無いし、「高い声で歌うような感じでいいんじゃない?」程度にしか思っていなかったので、オクターブの問題も考えた事がなかったのです。しかし、絶対音感がしっかりしていればいるほどこのオクターブのズレ問題が出てくる人が多く、そのアンブシュアに対する慣れ(というか考えなくても出来る事)も必要かなと思います。

「慣れ」で解決?

オクターブのズレ問題が特に起こるのが「タンギング」を意識した時。舌を使った練習や曲練習だとすぐにオクターブ下(というか上で歌えない)問題が出てきます。

どうしてもここには慣れが必要なのかなと思いますが、解決するための方法もありそうです。

舌と上奥歯の位置関係を理解する

オクターブのズレ問題が生じている場合はタンギングが苦手なことも同時に起きる場合が多いです。となると、改善方法としてはオクターブ上を歌うよりも舌の位置を理解する方が近道のようです。

高い声で歌う=舌の位置が上がる事を考えれば、まずは舌の位置を上げることを考えてみます。

そこにはちゃんとした位置を決めてあげる必要があるかなということで、「上の奥歯を舌で触る」としてみます。

高い声で「ウー」と歌うと舌の奥の方は上奥歯に当てることができます。(もちろんこれは当てなくても出来るので目安の一つです)

その状態でサックスを吹くと舌の位置をキープ出来るので、安定した吹き方が出来る方法です。

もちろん人によって骨格や舌の形、声の発音方法が異なるので、他にも方法は色々ありますが、解決策の一つだと思っています。

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You’d Be So Nice To Come Home Toコード進行でのソロ例【ソプラノサックス編】

「帰ってくれたらうれしいわ」コード進行でのソロ例のソプラノサックス編です。コンセプトはアルトサックス編と同様、「オルタードスケールを使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

全てではないですが、E7やB7といった、マイナーII-VのV7でオルタードスケールを使うようにしています。

自分の場合、オルタードスケールの覚え方は5th以外のコードトーン(全部で3音)+ルートの半音上(♭9)、3rdの半音下(#9)、5thの半音下(#11th)、5thの半音上(♭13)といった感じにしています。

もちろん素早く出すためには半音上のメロディックマイナーでももちろんOKです。ちなみに、増4度上のリディアン♭7thも同じスケール音ですが、これはあまり考えないです。

マイナーII-VはオルタードスケールやコンディミなどがメジャーII-Vに比べてハマりやすいので、メロディーを作りやすくなると思います。

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I’ll Close My Eyesコード進行でのソロ例

「アイル・クローズ・マイ・アイズ/瞳を閉じて」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「フレーズの終わりにシンコペーションを使う」です。

演奏難易度★★☆☆☆

フレーズの終わり方はアドリブ作成時に結構悩むもの。そこで今回はちょっとしたアイデアを入れてみます。

フレーズの終わり方(と言うか最後の音)は伸ばして終わる/短く終わる、表拍で終わる/裏拍で終わるの組み合わせです。

今回はその中でも前半は伸ばして終わる、後半は短く終わるをなるべく多く使うようにしています。

その前半部分で多く出てくるのが4分音符と8分音符2つでタイを付けているもの。「タータター」というリズムです。

3,6,12,18小節目のリズムです。

もちろんここ以外にもフレーズの中で使っていますが、「フレーズの最後」となるとこの4ヶ所です。

このリズム、個人的には超おすすめ終わり方の一つです。故に他のアドリブ譜でも多用しています。理由は簡単ながらもリズムの変化(4分音符→8分音符)を出せるからです。

フレーズ集などを見ると表拍終わりが結構多いです。しかしこれでは「とってつけた感」がすごく出てきてしまいます。その最後をちょっと変化してタータターと付け足してみたりすると全然雰囲気が変わります。

今回は全体を簡単にしていますので、タータターとしっかりとリズムに乗れるようにしてみてください。

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The Girl From Ipanema的コード進行でのソロ例

「イパネマの娘」コード進行でのソロ例です。
コンセプトは「転調に対応するスケール」です。

演奏難易度 ★★★☆☆

この曲はAABAのフォームです。Aメロの8小節はキーこそ違いますが「A列車で行こう」のコード進行と同じコード進行です。(「A列車で行こう」についてはこちら)

もちろんちょっと捻りを加えて、IIm7-V7-I(Em7-A7-D)ではなく、代理コードを使用したIIm7-♭II7-I(Em7-E♭7-D)になっています。

♭II7(音楽理論的な名称では『subV7』)はリディアン♭7というスケールで演奏しますが、今回はここはサクッと流して「そういうもんだ」にしていきます。

さて、問題は17小節目からのBセクションです。ここはDメジャーから転調しています。

今回のソロはそのスケールと転調が分かりやすいようにBセクションは敢えてスケールそのままに作っていますが、自分はキーの推移とそれに対応するスケールは下記のように考えています。すると半音上がる→マイナー転調みたいな覚えやすい形ができあがります。

E♭
(E♭メジャー)
E♭
(E♭メジャー
E♭m
(E ♭ドリアン)
E♭m
(E ♭ドリアン)
E♭m
(ナチュラルマイナー)
E♭m
(ナチュラルマイナー)
Em
(メロディックマイナー)
Em
(メロディックマイナー)
Em
(ナチュラルマイナー)
Em
(ナチュラルマイナー)
Dm
(ナチュラルマイナー)
Dm
(ナチュラルマイナー)
D
(Dメジャー)
D
(Dメジャー)
D
(Dメジャー)
D
(Dメジャー)

もちろん複雑に考えることも出来ると思いますが、簡単に考えるとこのように対応出来ると思います。

スケールはE♭ドリアンはメロディックマイナーでも全然OKですね。そのほうがシンプルに覚えやすいです。

転調とそれに対応するスケールをしっかりと覚えておくのがこの曲のコツになります。

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Black Orpheus的コード進行でのソロ例【ソプラノ編】

黒いオルフェ的コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはアルトサックス編と同じく、「ハーモニックマイナーで9thを使う」です。

基本的にはアルトサックス編と同じです。キーがBマイナーなので、Bハーモニックマイナーを主に使っています。ラ#の音がポイントになります。

また、コンセプトのもう1つである9thの音はC#の音になります。それを1ヶ所以上使うようにしています。ハーモニックマイナースケールでA#の音を使っていますが、それだけではキツい音使いになってしまいます。9thをいれて少しハーモニー的にも面白い音を入れてみようという内容です。

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Black Orpheus的コード進行でのソロ例

黒いオルフェ的コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ハーモニックマイナーで9thを使う」です。

マイナーの曲はImのコードでは7thの音が記載されておらず、3和音が一般的です。これは3種類のマイナースケール(ナチュラルマイナー、ハーモニックマイナー、メロディックマイナー)のどれを使ってもいいという意味で考えることができます。この曲のキーはF#マイナーなので、F#mと3和音になっています。

さて、そのF#mではナチュラルマイナーが普通に聞こえるスケールですが、ここではハーモニックマイナーを選択しています。理由はG#m7(♭5)-C#7というマイナーII-Vが入っているから。C#7の3rdであるE#の音がオイシイんですよね。

ということで、G#m7(♭5)-C#7-F#mというコードでは「F#、G#、A、B、C#、D、E#」のハーモニックマイナーを使っています。

さらにもう1つ、スケール内では9thであるG#の音を1ヶ所以上使うようにしています。ハーモニックマイナースケールでE#の音を使っていますが、それだけではキツい音使いになってしまいます。9thをいれて少しハーモニー的にも面白い音を入れてみようという内容です。

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Take Five的コード進行でのソロ例

「テイク・ファイブ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「拍子を3と2に分ける」です。

Take Fiveは5拍子の代表的な曲です。その5拍子ですが、拍は基本的に5を数えるよりも「3+2」と数えるようにします。

となると、アドリブも3+2で考えるようにします。前半部分の3拍はなるべく同じような形(リズム)で作るようにしています。そこに2拍を足すような感じです。

しかし、5/4拍子は拍を考えるよりも一気に吹きまくった方がいい感じになりやすいですね。特にTake Fiveのアドリブは小節数は決まっていません。同じコード進行で、好きなだけという場合が多いので、あまり考えなくてもいいというのもあります。

音使いですが、今回のスケールはCドリアン・スケールで作っています。実際のオリジナルのアドリブもほとんどラの音は使っていなく、たまにナチュラルのラの音が入っています。Gm7のコードも入るので、ナチュラルマイナーよりもドリアンのほうがしっくりきます。

ちなみに、ポール・デスモンドは他のバージョンではハーモニックマイナーで、速く吹くアドリブをよく聞きます。Take Tenでもそのスケールで演奏しています。

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