「Blue Minor」でのソロ例

ブルー・マイナーでのソロ例です。
今回のコンセプトは「メロディックマイナーを使う」です。

この曲はDマイナーで、テーマ部分にもキメがある曲です。リズムもスイングとラテンの両方を使うので、テーマの演奏も難しい曲です。

コード進行はシンプルで、Bセクションで平行調のFメジャーに行っていますが、基本はDマイナーのII-Vが中心になっています。

コードとしてはB♭7だけダイアトニックコードから外れるので、ここの攻略が重要になります。
このコードで重要な音はA♭。この音はDマイナーのブルーノートとも考えられるので、ブルージーに演奏する「Dブルーススケール」で演奏しても問題ないと思います。ここではB♭リディアン♭7にしていますが。

さて、今回のコンセプトはDメロディックマイナーを使うことです。テーマでもいきなりDメロディックマイナーから入るので、アドリブでも使ってみます。

メロディックマイナーの考え方はメジャースケールから♭3にすると覚えておくと使いやすいと思います。

Im(ここではDm)のコードでメロディックマイナーを意識してみて下さい。

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「Donna Lee」でのソロ例

「ドナ・リー」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「速いテンポで半音階を入れてみる」です。

「ドナ・リー」は速いテンポ、目まぐるしく変わるコード、複雑なメロディーでジャズの中でもビバップと言われるジャンルの代表的な曲です。

チャーリー・パーカー作曲となっていますが、本当はマイルスが作曲だとも言われていますし、有名なのはベーシストのジャコ・パストリアスの演奏だったりしますが。

さて、速いテンポで複雑なコード進行なので、コードトーンをしっかり追いかけるだけでもソロを作ることはできますが、今回は半音階をたくさん取り入れるようにしています。

速いテンポでも8分音符で軽やかに演奏したくなります。コードトーンやメジャースケールだけでなく、半音階もたくさん使えます。

半音階のいいところは音数を稼げる&調性が無いことです。つまり、いつでも使っていいってことです。

前後にスケールやコードアルペジオを入れてあげると、半音階が自然に流れるように調性感を持つこともできます。

速いテンポは半音階をどんどん使えるようにしていきましょう。

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「Isn’t She Lovely?」でのソロ例

「Isn’t She Lovely?(可愛いアイシャ)」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「難しいキーは簡単なフレーズで吹く」です。

※テーマ部分の楽譜はありません

オリジナルのアレンジにしてみました。

Isn’t She Lovely?は原曲が実音E(サックスでD♭)で、セッションなどでやる場合は半音上の実音F(サックスでD)が多く、他にもサンボーンは半音下のE♭(サックスでC)でやっています。色々なキーで演奏することが多いですが、ロックのセッションなどではEが多いので、今回は原曲キーにしています。

さて、サックスにとって弱点のキー「D♭」ですが、まずはペンタトニック・スケール(D♭、E♭、F、A♭、B♭)が使えることが大前提になります。今回もペンタトニックを中心に考え、そこにコードトーンを足すように考えて作っています。

アドリブで音をたくさん入れたくなりますが、それでもペンタトニックを中心に考えるとシンプルなフレーズを作りやすく、運指も簡単に出来るようになると思います。

あとはこのキーに対して慣れが必要になりますが。

ちなみに、運指でB♭の音は常にBisキーを使用しています。この曲のコード進行上、Bの音が出てこないので右手サイドキー(TAキー)は使用しないようにしています。

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「Days Of Wine And Roses」でのソロ例

「酒とバラの日々」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「コンディミを使う」です。

※テーマ部分の楽譜はありません。

この曲のキーはDメジャーですが、同主調のDマイナーのダイアトニックコードもたくさん入っています。IVm7や♭VII7といった「サブドミナントマイナー」というものです。

この同主調であるDメジャーとDマイナーの違いが分かればコードチェンジ感も出すことが出来ると思います。

さて、もう一つのポイントがB7。

今回はこのマイナーII-VでH-Wディミニッシュを使うようにしています。マイナーII-Vはオルタードテンションのを入れやすいコード進行です。今回はH-Wディミニッシュですが、オルタードスケールなどを入れてもカッコよく作れるようになります。

あとはテンポが遅めになっているので、リズムも8分音符が続かないようにしています。フレーズのリズムの工夫も重要です。

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「All Of Me」でのソロ例

「オール・オブ・ミー」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「7th-Rootで半音階を使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

※テーマ部分の楽譜はありません

オール・オブ・ミーはIII7やVI7といったセカンダリードミナントが続く曲です。セカンダリードミナントが続く=スケールを変える必要があるので、対応出来るようにするためには難しい曲です。(それでも理論的にこじつけしちゃえば一発でいけなくもないですが)

さて、そのドミナントセブンやマイナーセブンの多いこの曲でよく使えるのが7th-Root音での半音階です。

ビバップ期のアドリブでよく聞かれるので、ビバップスケールと言われますが、この半音階は表拍にコードトーンを使う事が出来るので、コード感を出すためには非常に効果的な方法です。

ジャズフレーズでは頻繁に使われる半音部分になるので、使えるようになっておくと便利な方法です。

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「Feel Like Makin’ Love」でのソロ例

「フィール・ライク・メイキン・ラブ」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「16分音符でのシンコペーションを使う」です。

演奏難易度★★★☆☆

※テーマ部分の楽譜はありません

オリジナルのアレンジになっています。色々と音を重ねているので、テンポは90で1種類のみです。

90くらいのテンポだとやはり16分音符での演奏は絶対です。しかし、常に16分音符を使い続けるのではなく、8分音符との組み合わせが重要になります。

その組み合わせをカッコよく聞かせる方法が16分音符のタイ(シンコペーション)を使うことです。これを使うだけでフレーズにもリズムが生まれ、効果的に聞かせることができます。

また、16分音符が続くフレーズでは半音階を使ってジャズの雰囲気を入れて、緊張感を出すようにもしています。

https://youtu.be/TbQtQ2ZhG6M

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「Take Five」でのソロ例

「テイク・ファイブ」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「5拍子での演奏でパームキーを使う」です。

演奏難易度★★☆☆☆

※テーマ部分の掲載はありません

5拍子でストリングスアレンジになっており、テンポはやや遅めにしています。

やはり5拍子に慣れるところが最初の課題になります。Cmが3拍とGmが2拍のリズムパターンが聞けるようになると分かりやすくなりますが、伴奏なしでも出来るようになることが理想です。

今回は全体的に高音域を多用しています。パームキーの運指がスムーズに動くようにし、E♭の音で間違えずに演奏できるようにしましょう。

また、ブルーノート(CmでG♭の音)も使っています。ブルーノートはメロディーの音にも含まれており、この曲を特徴づける音でもあります。

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「All The Things You Are」でのソロ例

「All The Things You Are」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「臨時記号の多さに負けない」です。

演奏難易度★★★☆☆

今回もストリングスアレンジになっており、テンポも遅めにしています。

さて、この曲は曲の中で転調がかなり多くなっています。転調が多いということは臨時記号が多いということ。シャープ、フラットともに臨時記号がとても多く出てきます。

全体のキーはFで調号はフラット1つだけで簡単そうですが、この曲の中で行われる転調に対応できるかどうかがこの曲のポイントです。

転調の見極めのコツはII-Vを見つける事です。各キーのII-Vのフレーズ練習などを行っておくことが攻略ポイントです。

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「Moonlight Serenade」でのソロ例

「ムーンライト・セレナーデ」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「休みなく吹く」です。

演奏難易度★☆☆☆☆

ビッグバンドで有名な曲ですが、今回はストリングスアレンジにしてみました。

もともと休符の少ない曲で、息継ぎの難しい曲ですが、ソロ部分でも休符が少なめにしています。

アドリブでは休符の使い方が重要で、「休め」と言われることも多いです。しかし、それは長いソロでの話。短いソロなら詰め込んでもいいと思います。

今回はAセクション2回の合計24小節なので、詰め込んでみました。
バラード系なら一気に速いフレーズも吹きたくなりますが、それを封印して、ゆったりめなフレーズを長めに。

もちろん口がバテます。ペース配分を考えて吹くようにしましょう。

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「ひまわり」でのソロ例

「ひまわり(Love Theme from Sunflower)」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「1拍の16分音符のスケールを入れる」です。

演奏難易度★☆☆☆☆

※テーマ部分の楽譜はありません

映画「ひまわり(原題: I Girasoli)」から ヘンリー・マンシーニ作曲のメインテーマです。ジャズで演奏することはあまりないですが、映画音楽有名な曲なので、ボサノバ&ストリングスのアレンジでやってみました。

今回はその「Love Theme from “Sunflower”」で、16分音符の練習です。

まずはゆっくりな曲で1拍4音が演奏できる技術を身につけましょう。

もちろん運指技術も重要ですが、正確に演奏するだけが目的ではありません。短い拍なので、低い音の方は多少聞こえなくなっても問題ありません。フレーズの流れを意識することが重要です。16分音符の次の音を正確に合わせるように演奏するようにしましょう。

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「My Foolish Heart」でのソロ例

「マイ・フーリッシュ・ハート」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「テンポの遅い曲でも16分音符を使わないようにする」です。

演奏難易度★★☆☆☆

チェット・ベイカーの最後の数日間に焦点をあてた映画でタイトルにもなっているスタンダード曲「マイ・フーリッシュ・ハート」です。

今回もストリングスを入れたアレンジにしてみました。

さて、今回は遅いテンポでも16分音符を使わないようにすることがコンセプトです。とはいえ、全く無いのも間延びしてしますので、少しだけ入れていますが。

やはり遅いテンポだと16分音符のような速いフレーズを入れたくなります。4分音符や8分音符ばかりになると、ダラっとした感じになっちゃうからです。

とはいえ、ただ速く演奏してしまうと指が転ぶとか、技術的な問題も起きます。

そこで、4分音符や8分音符だけでも、フレーズにリズムの変化を与え続けるとゆったりとした音符でもソロを作りことが出来ます。

シンコペーションなどを利用し、リズムに変化を与え続けてみましょう。

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「Danny Boy」でのソロ例

「ダニー・ボーイ」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「シンプルに吹く」です。

「ロンドンデリーの歌(Londonderry Air)」というアイルランドの曲に歌詞がつけられ、「ダニー・ボーイ」として有名になった曲です。

キーも色々とあり、ビル・エバンスは実音B♭(アルトでG)、キース・ジャレットは実音F(アルトでD)、サム・テイラーは実音E♭(アルトでC)など、演奏者によって異なりますが、今回は実音B♭(アルトでG)を選んでみました。

そしてストリングスも足してみたりと、ちょっとアレンジの音も足しています。

さて、そのダニー・ボーイでのソロですが、今回はシンプルにソロを作るようにしています。出来る限りGメジャースケールで演奏し、臨時記号があっても半音階の中にあるようにしています。ブルーノートも使いたくなったので、少し入れていますが。

ゆったりなテンポだと音数も多く使いたくなりますが、ここは少なく、なるべくシンプルな感じでジャズを歌う感じで演奏することが目的です。

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「Stella By Starlight」でスケール練習(オルタード)

「星影のステラ/ステラ・バイ・スターライト」でスケール練習です。
今回はオルタードスケールです。

「星影のステラ」はメジャーでもマイナーでもII-Vがたくさん出る曲です。その分、転調も多いということで難しい曲です。また、難しい要素として、II-VもIに行かない事が多いので、キーを把握しづらいという曲です。

その星影のステラですが、攻略のコツがマイナーII-VのときのV7。ここでオルタードスケールを使うことです。

オルタードスケールは半音上のメロディックマイナーと同じ音です。

「F#7」と考えるより「Gメロディックマイナー」で考えたほうが簡単です。同様に、B7よりもCメロディックマイナー、E7よりもFメロディックマイナーというように、オルタードテンション(フラットやシャープの付いたテンション)の場合はこのオルタードスケールで考えると逆に簡単になります。

半音上のメロディックマイナーをなるべくそのまま上昇・下降するように使っているので、スケールの音の感覚を覚えてみましょう。

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「Blue Train」でのソロ例

「ブルー・トレイン」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「16分音符の後に8分音符を使う」です。

演奏難易度★★☆☆☆

Aのマイナーブルースですが、少し変則的なコード進行になっています。

通常、AmのII-VはBm7(♭5)-E7になりますが、ここではDm7-G7になっています。これはAmの平行調でもあるCのII-Vです。同様に、Dmの平行調であるFへのII-VのGm7-C7にもなっています。

マイナーキーですが、メジャーキーのII-Vを持ってきている曲です。今回はAmを転回形でもあるC6として考えて、CのII-Vとしています。この場合、Amのハーモニックマイナーやメロディックマイナーを使うことが出来ないデメリットがありますが…。

さて、今回は16分音符や3連符などを多めに入れています。速い運指になるので、運指技術も必要です。

さらにそこから8分音符へリズムを変化させています。この8分音符で走らないように、しっかりテンポを保てるようにしてみましょう。

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「Cool Struttin’」でのソロ例

「クール・ストラッティン」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ブルース・スケールとビバップ・スケールを使う」です。

演奏難易度★☆☆☆☆

「クール・ストラッティン」はキーがアルトサックスでD(実音F)のブルースで、テンポもゆったり目と、まさに王道中の王道とも言える曲です。

さて、今回はその定番ブルースで、ブルーススケールを中心に作っています。しかし、それだけではジャズっぽさもあまり出ないので、そこにビバップスケールを入れて作るようにしています。

Dブルーススケールは「レ・ファ・ソ・ソ♯・ラ・ド」です。テーマがすでにこのブルーススケールで出来ています。オリジナルのソニー・クラークのレコーディングでもブルーススケールがかなり使われているので、やはりブルーススケールは使いたい所。

ブルースでのブルーススケールはコードに合わせて変えるものではなく、常にこのDブルーススケールで押し通します。ブルージーな雰囲気が一気に出てきます。

そこにビバップスケールを入れてジャズっぽさも混ぜてみましょう。

ビバップスケールはミクソリディアンスケールに経過音としてメジャー7thの音を足したものです。この経過音である半音の流れがジャズっぽさを出すことになります。

ブルース感とビバップ感の2種類を行ったり来たりするのが今回の特徴です。

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「Bye Bye Blackbird」でのソロ例

「バイ・バイ・ブラックバード」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「フレーズの終わり3音を繰り返す」です。

演奏難易度★☆☆☆☆

コード進行はDのダイアトニックコードが大部分を占めており、Dメジャースケールのみでも大部分はカバーできます。

「D7」と「Fm7-B♭7」の2箇所のみダイアトニックから外れるので要注意の所です。

さて、このDメジャー一発でも行けるコード進行となったとき、ある程度制約を決めるほうがソロを作りやすくなります。

「自由に何をやってもいい」という方が難しいんですよね。

そこで、今回はフレーズの終わり3音を繰り返すようにしてみました。

1番最初は「レミファ」で終わっています。ということで、次のフレーズは「レミファ」で始まるようにしています。

その次は「レミド」で終わっているので、「レミド」で始まっています。

コルトレーンのソロはフレーズの終わりの音から始まる事が多くなっています。そうすることによってフレーズというか、1つのストーリーを作るような感じにもなります。

ちょっとこれを参考にして3音同じ音を使ってみようということです。

しかし、同じ音でも同じリズムにはしていません。わざとリズムには変化をもたせて、同じように聞こえないようにしています。

このように制約を持たせるとアイデアを考え、色々と試せるようになってきます。

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「Mac The Knife / Moritat」でのソロ例

「マック・ザ・ナイフ / モリタート」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「弱小節で始まり、強小節で終わる」です。

演奏難易度★☆☆☆☆

「マック・ザ・ナイフ」と「モリタート」は同じ曲です。原曲のドイツ語だとDie Moritat von Mackie Messerを省略して「モリタート」、それが英語だと「マック・ザ・ナイフ」となっています。

曲のコード進行はほぼGのダイアトニックコードなので、Gメジャースケール1発でいってもいいのですが、それ以外のセカンダリードミナントも少しコードトーンを意識できるといいでしょう。

また、メロディーで6thの音(Gのコードの時にミの音)が結構使われています。意図的に6thの音を使うのであればメジャースケールもいいですが、平行調のブルーススケール(Eブルーススケール)でブルーノート(シ♭)を使うのも面白くなると思います。

さて、今回のコンセプトは「弱小節で始まり、強小節で終わる」としています。

強小節とは1,3小節目の奇数小節で、弱小節は2,4小節目の偶数小節です。もちろん例外もありますが、一般的なスタンダード曲はほぼこれに当てはまります。

※ちなみにこの曲のようにメロディーのピックアップ(弱起)がある場合は1小節目ではなく、0小節目が存在しているので要注意!

アドリブ初心者の陥りやすい例がフレーズの始まりが「すべて強小節で始まり、弱小節で終わる」です。これを改善するだけでも全然良くなります。

その改善方法の1つがメロディー(テーマ)の形を真似る事。この曲は0小節目があるので、ほぼメロディーのフレーズのすべてが弱小節から始まるようになっています。

メロディーの形や休符を真似て、同じような場所で始め、同じように休むようにしてみましょう。

そこから徐々にフレーズを長くするだけでもアドリブの形になっていきます。

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「When You Wish Upon A Star / 星に願いを」でのソロ例

「星に願いを」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「リズムにバリエーションを持たせる」です。

演奏難易度★★★☆☆

コード進行は複雑ではなく、Aのダイアトニックコードを中心に構成されています。その中にF#7やD7といったセカンダリードミナントが入ってきています。

D7はG#7の裏コード(増4度上のドミナントセブン)なので、セカンダリードミナント扱いです。

この曲のポイントはディミニッシュです。C#m7→Cdim7→Bm7と流れるところが非常にオイシイ所です。

Cdim7の解釈は「F#7として考えて、C#m7→F#7のII-Vと考える」としてみましょう。

Cdim7のコードトーンはC、E♭、G♭、Aです。これってF#7のコンディミなんですよね。C(#11)、E♭(13th)、G♭(Root)、A(#9th)ということです。

こじつけに近いものになってしまいますが、そう考えると一段上の「A△7、F#7、Bm7」というコード進行と同じように演奏出来ちゃいます。「A△7/C#、F#7/C、Bm7」という分数コードにすると同じような響きになるという意味です。

となると、全体を通してAメジャースケール一発でもいけちゃう曲なので、Aメジャースケールをゴリ押しでもいいんですが、ここはちょっと半音階を多めに入れ、さらにテンポもゆったり目なものを考えているので、色々なリズムのバリエーションを入れるようにしています。

特に3連符。上昇、下降、アルペジオ、トリル(行って帰る)といった形の他に、タイを含むリズムも入れています。

少し複雑なリズムになっていますが、このリズムのバリエーションを演奏できるようになってみましょう。

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「Cleopatra’s Dream」でスケール練習(メロディックマイナー)

「クレオパトラの夢」でスケール練習です。
今回はメロディックマイナーです。

作曲がバド・パウエルというピアニストの曲で、日本でも有名な曲ですが、サックスではあまり聞かない曲です。
この曲はFマイナーで、スタンダード曲の中では珍しいキーで、サックスにとっては♭4つという結構苦手になるキーというのもあると思います。

コード進行はFマイナーのII-Vばかりで構成されており、覚えやすく難しいものではありません。キーが難しいだけです。

さて、今回はFmのコードでメロディックマイナーを使うようにしています。曲の半分がFmというコードなので、ほぼFメロディックマイナーで構成されているようなものですが。

ついでに、C7でもオルタード・スケールをたくさん使うようにしています。オルタードスケール=半音上のメロディックマイナーなので、C#メロディックマイナーになっているところも多いです。

メロディックマイナーをしっかりと叩きこんでみましょう。

ちなみに、テーマ部分はサックスにとって非常に厄介な運指です。オクターブキーとBisキーという運指トレーニングにもなる曲です。

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「Waltz For Debby」でコードトーン練習

「ワルツ・フォー・デビィ」でのソロ例です。
コードトーンのみでソロを作成しています。

※テーマ部分は掲載致しませんのでご了承ください

この曲はキーがDで、その3-6-2-5進行で進むかと思いきや、マイナー7中心の3-6-2-5とドミナント7中心の3-6-2-5があったりと、なんとも複雑です。

ルート音の動きはそこまで複雑ではないのですが、ドミナント7が多く、ハーモニーが特徴的です。

となると、キーを捉えることが難しくなります。そこで、スケールを中心にソロを作るのではなく、コードトーンを中心に考えてみると作りやすくなると思います。

とはいえ、テンポも早く、2拍ずつコードチェンジを行うのも大変ですが…。

またシンコペーションを使い、音数を減らす工夫をすると作りやすくなると思います。

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