「Confirmation」でコードトーン練習

「コンファメーション」でのソロ例です。
今回のソロ例はコードトーンしか使っていません。ということで、コードトーンのみでしっかりソロを作る練習です。

チャーリー・パーカー作曲の代表的なビバップの曲です。

目まぐるしく変わるコードトーン、速いテンポ、そして覚えづらいメロディーという、まさにビバップと言われるジャンルの特長が詰まっている曲です。

さて、チャーリー・パーカーの曲は5小節目に「IV」に行くことが多いんですよね。ということで、これもちょっとブルースを意識するといいんじゃないかと思ってみたり…。

とりあえずII-Vがたくさん。いつでもII-Vです。

これだけコードが有ると大変なんじゃないの?とも思うんですが、逆にコードトーンが自分のフレーズをガイドしてくれるような感じにもなります。

コードトーンを中心に組み立てればフレーズが出来上がるってことです。

もちろんアドリブを極めるためには逆にコードトーンに縛られないようにというのも意識するんですが、今回は徹底的にコードトーンに従ってみましょう。

コードトーンのみでソロを作る時の意識してみることです。

  • 同じ小節内に、同じ音がなるべく来ないように
  • 同じ音域にとどまらないように
  • 伸ばす音を使う
  • 8分音符が続くところを作る
  • コードチェンジの時にあまり音が離れないようにする
  • 裏拍で跳躍音程を入れる
  • たまに表拍で跳躍音程を入れる

ルールがたくさんあるじゃないかとも思うんですが、このように細かいルールがある方が最初に作りやすくなります。

※ちなみに一番難しいルールは「何でも有り」です。

これだけコードの多い曲だとコードトーンだけでも十分にソロを作ることは出来ます。コードトーンが瞬時に出てくるようにするためにも、コードトーンだけでソロを作る練習はいい方法だと思います。

楽譜・音源のダウンロードはこちら