8分音符だけのII-Vフレーズを変化する例

今では多数のフレーズ集も発売されており、実際に覚えたものを使ってみると取ってつけたような感じが出てノレないという経験がある人向けの内容です。

この「ノレない」という現象はほとんどがテンポに問題があります。

アドリブ初心者にとって速過ぎるテンポは難しすぎるので、市販のジャズのカラオケなどでは意図的にテンポを遅くしたものを録音していることが多いです。それもそのはず、いきなり速いテンポの曲でアドリブをやれというのが無理な話ですから。おそらくテンポ120位が多いと思います。しかし、ジャズの場合は120位はミディアムスローとなっており、やや遅いテンポです。

この120くらいのテンポというのは実は結構厄介で、初心者がアドリブ(いわゆる完全に思いつきフレーズ)をするには速く感じるテンポであり、逆にフレーズ集(決められたこと)を吹くには遅く感じるテンポです。
つまり、ゆったりなテンポで8分音符を演奏する場合はモッサリ感たっぷりの「取ってつけたような感じ」になって当然なんです。実際のジャズのアドリブを聴いても分かると思いますが、このくらいのテンポで8分音符だけで演奏している「名演」っていうのは無いです。つまり、なにかしら変化を付ける必要があります。

解決方法は2つ

1つは速くすること。
いわゆる最低でも160位(いわゆるミディアムファースト)まで上げるとフレーズもちゃんと機能し始めます。180位まで上げれるようになると8分音符だけでの演奏も十分かっこよく聞こえます。
しかし、このデメリットはアドリブ部分が難しくなることです。速いテンポで8分音符を吹き続ける技術も必要になります。

もう一つの方法がフレーズ自体にリズムの変化を入れることです。つまり、8分音符だけにせずに、3連符や16分音符を混ぜることです。
まずはこちらの方法を取り入れることを薦めています。

実際の例

最上段をオリジナルのフレーズとし、それを変化させたものです。

8分音符だけのII-Vフレーズを

変化の主な方法は4通り

  1. 休符&3連符に変化させる
  2. トリルを入れる
  3. 半音階を入れる(3連符に変化させる)
  4. 休符を入れる

1の休符&3連符はジャズ特有の裏拍始まりを作ることができます。
2のトリルはこの楽譜上ではABCの16分音符になっているところです。一瞬上の音に行くような感じです。
3のように半音階を足すので3連符にする必要があります。これもジャズ特有の半音階を使うことができるので効果的です。
4では2拍休みを入れてみます。始まりが変わるだけでも雰囲気は結構違います。これは「コードから外れるのでは?」と思われるかもしれませんが、コードよりももっと大事な「キー」がしっかりしているので大丈夫です。

このようにちょっとした変化を取り入れ、徐々に速いテンポに慣れるようにし、「使えるフレーズ」として覚えることが効果的です。

 

ジャズのアドリブに関してはこちら↓

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