スイング感と8分音符
「スイング感」というのは難しく、最初はタッタタッタと変にハネてしまう。ジャズやってても通称「盆踊りスイング」と言われるようなやつになってしまう。
これには3連符の長い短いで演奏するという勘違いから来る場合があるんだけど、これから抜け出すのはなかなか難しい。
じゃ、何故難しいかというと、「表拍をずらすことが出来ない」からです。
スイング感って表拍が長いだけじゃないんです。長い・短いって2拍単位でも存在するんです。もっと言っちゃうと小節単位でも長い・短いは存在するんです。
だから表拍も必ずしもピッタリじゃないんです。ズレます。これがコントロールできるかどうかです。
極端に書いていますが、楽譜4小節目のような感じで演奏してもらうと分かりやすいかな。
ただし、これには条件があります。
それが「テンポはずらさず一定をキープすること」です。テンポは一定だけど8分音符がずれる。これが許容範囲内に収まると気持ちいいスイングになってきます。
許容範囲に収まらなかったら「モタる・走る」「遅れる・速くなる」「指が転ぶ」といった感じになっていまいます。
現在のポップス系の曲でも「lemon」のように16分でハネるけど、これもスイング感が大事なんですよ。16分なんでもっとスイング感がシビアですけど。
あと、「英語がネイティブな人はスイングできる」もありません。自分はかなり英語ネイティブな人もタッタタッタとハネて演奏している人を見ています。
結局は聞いて練習しての繰り返しで許容範囲を見つける事です。