サックスの「指が転ぶ・指が動かない」問題を考える

サックスで運指に問題もなく、軽やかに動けばそれは素晴らしいです。しかし、誰しもが「思ったように動かない」という壁にぶち当たります。

その解決として出来ないところは何回もやって身体で覚える方法があります。しかし、それでは今度は「走る」という問題も出てきます。
つまり、身体で覚えるというのが、最も適した解決方法かどうか考える必要があると思います。

ここで、夜でも音を出さずに運指を高速化する練習方法というのやってみます。

ポイントになるのが「思ったように動かない」の「思ったように」という箇所です。
本当に自分の指の動きを正確に考えているかどうかです。曖昧な部分を全部なくしていきます。

指は勘で速くは動きません。ちゃんと運指を「考える速度を上げる」に向き合う必要があります。
何回も吹いて覚えるのも、結局は指の動きを考える速度を上げる方法なので、ただ、指の動きを考えることだけに特化する時間も作ってあげます。

例えば16分音符だらけの速いフレーズがあります。
これが出来ない場合、まずは音階名を声に出して言えるようにします。もちろん目標とする速さで、手拍子・もしくはメトロノームありで。
※理想は目標とする速さの1.2倍以上ですが。

もちろん声に出すので、#や♭は全て無視。
ドレミファ〜という感じです。

ここからが重要ですが、その言った音階名の指の動きを想像してみます。
もちろんここでは#や♭も含めて。オクターブキーの動きや、パームキーの動きも。

小指はちゃんと動いた?親指も正確に動いてる?
ラ#の動きは正確?ド#はちゃんと指を離してる?

このように、自分の指を動かさずに、ひたすら考える/想像するだけです。
やってみると、出来ないフレーズは見事に自分の指の動きのイメージができないということが分かります。つまり、正確に考えられないものは正確に動くはずがありません。勘で動かして正確なリズムで出来るはずもないです。つまり、指が転ぶという問題になってしまいます。

「運指が遅い」という改善方法ですが、運指を行わずに「自分の指の動きを考える速度を上げる」ことが非常に重要です。

もちろん、こればかりやっても吹けるようにはならないので、実際に吹いてみる練習が必要ですが、この考える練習を行った後にやると動きがガラッと変わります。
自分の指の動きをイメージするって思いの外難しいです。

出来ないフレーズがある

音階名を声に出して言うようにする

音階名を正確な速度で言えるようにする

指を動かしながら音階名を言ってみる

指を動かさずに、出来る限り指の動きをイメージしてみる

吹ける時間に実際に吹いてみる

イメージの通りに動いてるのか、そもそもイメージの速度が追いついていないのかを判断する

イメージは正確だけど、指の動きが間に合わない場合は練習あるのみ!!

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