Aマイナーペンタトニックとグループ化

Aマイナーのアドリブでパラパラと高速フレーズで演奏するフレーズがあります。もちろん速く演奏するためには技術も必要ですが、そこには少し知識も必要です。

速いフレーズはAマイナーペンタトニックで、1拍のグループを連続している場合が多いので、まずはA、Bの練習をしてみます。4音グループの練習です。

この中でも特に重要なのが2小節目の「ラソミレ」もしくは「ドラソミ」です。この2つが非常によく使用されます。理由は「単純に高い音」&「オクターブキーの運指が入らないから(簡単な運指)」です。

「ラソミレ」もしくは「ドラソミ」を速く演奏するだけでも十分ですが、C・Dは少し変えて「ドラ」の音を足して6音グループを混ぜています。

Cが4音グループ+6音グループの繰り返し、Dが4音+4音+6音グループの繰り返しです。

もちろん難易度は上がりますが、裏拍と表拍が入れ替わるのでリズム的にも面白く聞かせることが出来ます。

E・Fはラの音のみを足した5音グループです。奇数音グループは非常にリズムが難しくなります。しっかりとしたリズム感を鍛える上でも練習になる方法です。

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Aマイナーペンタトニックのインターバル練習

Aマイナー(3連符)のスケール練習に続いて、インターバルの練習も。

A、B、C、DはそれぞれAマイナーでのインターバルの練習です。Bのみ下降型にしています。C、Dでも同じく下降型の練習も行えると理想です。

A’、B’、C’、D’はサックスの音域内をすべて使用しての練習です。Aマイナーの場合は下がド、上がミなので、その音域内を使っています。

A”、B”、C”、D”はさらに半拍ずらしてのスケール練習です。メトロノームを使って行うと非常に効果的です。

ペンタトニックでも使える音を直感的に判断するだけでなく、ちゃんと計算して使えるようにするための練習です。ペンタトニックの音感を鍛える上でも非常に効果的です。

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Aマイナーペンタトニック(3連符)のスケール練習

マイナー一発の曲やポピュラー系の楽曲での演奏で重要なのがペンタトニックスケール。シンプルで覚えやすいフレーズ作りには必ず必要なスケールです。

しかし、このマイナーペンタトニックスケールをゆっくりと演奏していたのではダサくなってしまいます。そこで、3連符でペンタトニックを使えるようにしてみます。

まずは[A]ですが、ペンタトニックを1音飛ばしで演奏出来るようにします。Aマイナーペンタトニックはラ、ド、レ、ミ、ソなので、「ラレ」「ドミ」のように1つ飛ばして戻るような感じです。

[B]〜[E]はそのペンタトニックの3連符です。1音飛ばしが出来るようになると、そこに1音足すような感じで3連符に変化させてみます。メトロノームなどを使用して、正確に3連符が演奏出来るようにします。跳躍音程が難しくなりますが、そこで遅れないようにしておきましょう。

[F]はマイナースケールに♭5thのブルーノートを足したブルーススケールです。こちらも3連符で演奏出来るようにしておくと1コードものでも対応力がつくようになります。

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左手全体とオクターブ切替&リズムの練習

左手全体とオクターブ切替&リズムの練習です。基本的には「ラソシラドシレド」です。

この「ラソシラドシレド」ですが、左手薬指の動きのほか、オクターブの切り替えも入っており、なかなか厄介な運指です。オクターブキーの親指の動きも含めて、しっかりと把握しておきましょう。

Aが8分音符での演奏で、まずは確実に。
Bが16分音符でより速く演奏してみましょう。

次にC、D、Eですが、これは16分音符ずつずらしていったものです。メトロノームを使ってリズムを正確に合わせたいところです。

指の動きはラ→ソ、シ→ラのような「押さえる動き」と、ソ→シ、ラ→ド、「離す動き」とその両方の「交差する動き」があります。

押さえる動きが表拍になると簡単ですが、押さえる動きが裏拍になると急に難しくなるので、「1つ出来たら同じ動きなので全部できる」と思わないようにしておきましょう。


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アルペジオ転回形(6度音程)+スケールの練習

「アルペジオ」といっても1,3,5,7の順番で音が高くなるだけではありません。そこにオクターブを切り替える形もあります。

アルペジオ(前半2拍)とスケール(後半2拍)の組み合わせで、徐々に上昇/下降する形ですが、A~Cでオクターブの切り替えの場所を変えています。

オクターブの跳躍は音が裏返りやすいだけでなく、オクターブキーの運指も非常に重要です。アルペジオでもオクターブの切り替えを取り入れてみましょう。

また、これはジャズのフレーズの練習でも非常に重要な練習です。

アドリブの脱初心者のレベルの一つに6度音程以上を使えるかどうかがあります。スケールを行ったり来たりするだけでなく、フレーズの中に6度以上の跳躍音程を入れることができるかどうかです。

アルペジオでのオクターブ切り替えはこの6度音程を染み込ませるという意味もあります。この譜面の各1小節はどこかでフレーズとしてよく出てくるものなので、しっかりと身に付けておきたい形です。

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アルペジオとスケールの練習(3)

アルペジオとスケールの練習(1)アルペジオとスケールの練習(2)につづいてアルペジオとスケールの練習(3)も。

こちらはジャズフレーズを意識したスケール練習です。

これまでと同様に、メジャースケール(ナチュラルマイナースケール)、ハーモニックマイナースケール、メロディックマイナースケールで、アルペジオからスケール下降していく構成になっていますが、2小節目の2拍目のウラにアプローチノートを入れています。

アプローチノートとはターゲットノート(ここでは3拍目のアタマの音)の半音下のことで、必ずしもスケールの中の音の必要はありません。

裏拍にしっかりとアプローチノートを入れる事が染み付くようになると、コード感を感じられるジャズらしいフレーズ作りもやりやすくなります。

メジャースケール(ナチュラルマイナー)スケールはよく見かけますがハーモニック・マイナー・スケールやメロディック・マイナー・スケールでも練習しておきましょう。
応用編になりますが、メロディック・マイナーはオルタードスケールと同じ音使いになるので、オルタードスケールでもアプローチノートを入れることが出来るようになります。

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アルペジオとスケールの練習(2)

アルペジオとスケールの練習(1)ではドレミファソラシの各音からのアルペジオ→スケールを行いましたが、アルペジオとスケールの練習(2)では調号の変化に対応する練習です。

全てアルペジオとスケールの練習(1)の最初のパターンである音階名、「ソシレファ|ミレドシ|ラソファミ|レソ」を使っています。それを各キーの調号に合わせて#や♭を付けたものです。

この練習の目的は調号理解の強化。
音階名を全て同じにすることで、どの音に#や♭が付くのかしっかりと考える練習になります。

ただ単純に12キーのスケール練習を行うよりもフレーズにしてあげるほうがより実践的になります。







1枚目が#系のキー、2枚目が♭系のキーになります。

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アルペジオとスケールの練習(1)

スケール練習といっても、ただ単純に上昇・下降を繰り返すだけではありません。
特にジャズなどの場合はいかに調号(#や♭)を理解するかにかかっています。

そこで、ジャズフレーズの定番ともいえるアルペジオ→スケール下降→4度インターバルの組み合わせのスケール練習を行ってみます。
難易度は脱初心者レベルです。







1枚目がCメジャー/Aナチュラルマイナー、2枚目がAハーモニックマイナー、3枚目がAメロディックマイナースケールになっています。

スケールの音は7音で構成されているので、7音それぞれの音から始めています。
苦手な音使いが無いようにやってみます。スケールは指で覚えるのではなく、音で覚えるようにする練習方法です。

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3度音程と休符スタート

スケールの定番とも言える3度音程のスケール練習です。
「指が転ぶ」「走る」など言われる場合は下記のような練習方法にしてみます。

1段目が定番の形です。
2段目、3段目、4段目も同じ音使いで、それぞれ休符を入れているだけの違いです。これをメトロノームを付けて行ってみます。

このようなスケール練習で一番気をつけなければいけないのが単なる指体操にならないようにすることです。
もちろん指の動きを叩き込むことは大切ですが、ここで重要なのが「正確に」ということです。速く演奏することも大事ですが、まずは正確に。

「指が転ぶ」「走る」は何回も速く行うことで改善するのではなく、音符の速さを理解することです。休符を入れることでリズムの正確性が必要になってくるので、「指が転ぶ」「走る」の対策になります。

定番のスケール練習でもリズムを変えることで全く別物に変わるので、それぞれをしっかり対応できるようにしてみましょう。

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最高音が1音ずつ上昇していくスケール練習

比較的簡単ながらも、リズム感と音を考えることを同時に鍛える練習です。

スケールの中でも頂点(最高音)を1音ずつ上げていきます。
これをメトロノームを使って正確なリズムで行います。

頂点は表拍に来るとは限りません。裏拍に来ることもあります。
しっかりと直前のスケールお頂点を覚えておき、その一つ上の音が頂点になるということを演奏中に考えることになります。

もちろん徐々に音数も増えていくので、リズムも変則的になっていきます。
ここも柔軟に対応できる力を養うことになります。

演奏の極意はどれだけたくさんのことを同時に考えるかのマルチタスクを行うこと。
ただ単純に指体操になるだけでなく、音やリズムをしっかりと鍛える練習方法です。

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音数とリズムを数えるスケール練習

スケール練習も音数を変えてあげると難易度も激変します。
その代表的な例が下記のようなもの。

16分音符で正確に演奏することが目的ですが、まずは音数を数えること。一番上の段は4音ずつのパターン、2段目が5音、3段目が6段と徐々に音数を増やしています。

このようにして、確実な音階を身につけるようにします。
ただドレミファとスケール練習するのではなく、数と音名を同時に考える練習は非常に重要です。

4段目以降は下がっていくパターンが基本です。難易度は一気に上がります。

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3-3-2の練習

最近個人的によくやっているスケール練習。
ということで、ちょっと上のレベル対象のスケール練習です。

拍は4音ごとに進むと分かりやすくなります。
しかし、それを3音、3音、2音で進むようにしてみます。

まずはAやBのように16分音符で。
これは2拍で割り切れる形になるので、まだ比較的やりやすいものになります。

次にこれを3連符でやってみます。
3連符のどこに拍が来るのかをしっかりと考えてやってみます。3連符の拍頭がわからなくなったり、特定の音を抜かしたりと自分の弱点がよく分かります。

もちろん12キーでやってみたり、マイナースケールでやってみたりと、かなり頭を使うスケール練習になります。
16分音符と3連符を交互にやるだけでもかなりリズム感が強化されます。

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左手親指(オクターブキー)のつられやすい動き

オクターブキーの動きは誰しもが悩む所。スムーズに動けば問題ないですが、異常に力が入ると腱鞘炎の原因にもなります。

ここではオクターブキーを含むもので、ちょっと左手の動きがつられやすいものをピックアップ。
自分の左手の動きを確認しながらやってみます。

この中からどれか2つを選び、それを繰り返しながら速く出来るようにやってみます。
ABABや、ACACのように。

運指に迷いや、問題ない場合はその組み合わせは大丈夫です。どれかは苦手な動きが入っているはずなので、そこを重点的に行なってみます。

ただし、やり過ぎや無理は禁物。前述の通り、腱鞘炎の原因にもなるので。

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スケール+アルペジオ+半音階

普通のスケールに飽きたら変化を出してみます。脱初心者的な練習です。

スケール(2度音程)+アルペジオ(3度音程)+半音階というパターンで行ってみます。

各小節の最初の音はドレミ〜というように順に上がっています。3拍目の頭まで上昇したら今度はアルペジオで最初の音に戻り、そこから半音で次の小節に向かっています。
半音階はすべての小節には使えません。上昇型の場合はミ、シの音では半音階が無いので気をつけてください。これでスケールの半音と全音の場所という感覚も養われます。

この形は結構ジャズで多用されるようなフレーズです。
アドリブ時にスケール(2度音程)の上昇・下降しか無い場合はこのような形を叩き込んでおきましょう。

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混乱しやすい運指

オクターブの跳躍と薬指の練習です。
この動きは非常に混乱しやすい運指です。

テンポを速くすると親指に力が入りすぎるので、注意してやってみます。

さて、次にこの動きを楽譜を見ずに行ってみます。
急激に指の動きが分からなくなり、何の指を動かすのか混乱してしまいます。

指の動きと音を一致させるための練習方法です。
視覚に頼らず、しっかりと頭で考える事が重要です。

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4度音程のスケール練習

3度音程のスケール練習は定番ですが、今回は4度音程をメインに考えたスケール練習です。
Aが4度音程の積み重ね、BとCがそれの転回形です。

4度音程は裏返りやすい音(特にレ↔ラ)も含むので、裏返らないように丁寧に速く吹けるようにしてみます。

コードトーンの3rd↔7thは4度音程。コードの中でも重要な音なので、そこが瞬時に判断できるようにするのがアドリブに対しての練習になります。

ジャズに限らず、ポップス形でもよくゴーストノートとして4度、もしくは5度下の音をメロディーの前に付け足します。
このようなパターンで瞬時に反応出来るようにしておくの必要な練習です。

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4音ずつの上昇&下降

4音ずつ、スケールを上昇/下降を行う練習です。
これがスムーズに裏返らないような音で出来ることをまず行ってみます。

A,B,C,D、全て同じ音使いで、タンギングも同じ音で行いますが、リズムだけ半拍ずつずらしています。

さて、応用編はこれをキーがCメジャーの曲のカラオケなどを使いながら行ってみます。
もちろん他の曲でも、他のキーでも調号を合わせながら行ってみます。

ジャズのフレーズは裏拍でインターバルがあるフレーズも多いです。A〜Dの全て出来れば問題ありませんが、自分が本当に使えるレベルのリズム感を持っているかどうかのチェックにもなります。走ったりしないように!

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左手小指を押さえる/離す

サックスで左手小指のソ#の動きは力が入りすぎると途端に動きが鈍くなります。
「力が入りすぎ」というのが、ソ#がメロディーに入っている場合、右手のレ、ミ、ファの音でも常に小指を押さえっぱなし状態になってしまっている時はまさに力入りすぎ状態です。

そこで、下記の用にソラシドレの組み合わせをやってみます。

Aは準備運動、Bから少しづつ#の場所を増やしています。Cは半音ずつ上がっていく音階です。

この時に左手の小指がどういう動きをしているか見てみます。特に最後の「レ」の音がポイントです。

ソ#だけ小指を押さえている形が理想です。
実は、個人練習だと間違いに気づかない事が多いのですが、左手の小指はソ#を押さえっぱなしでもこの楽譜は演奏可能です。

しかし、それが「わざと」ならばいいのですが、「なんかずっと押さえちゃってる」は力が入りすぎ状態の典型的な例です。
ちゃんと左手小指の動きをコントロール出来るようにすることが目的です。

ちなみに、レでオクターブキーの動きも出てきますが、左手の親指と小指を別々に考えることの難しさもあります。
他の指に動きが釣られないようにしてみましょう。

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右手(レミファミ)の組み合わせ練習

右手は「レミファ」の運指ですが、この運指はサックスにとって弱点運指の1つです。特にミ♭とファ#の組み合わせは右利きの人にとっては辛い運指です。

そこでレミファミの組み合わせを重点的にした運指練習方法です。

速く、何回もリピート有りでやってみます。
ただし、無理しすぎると腱鞘炎の原因にもなるので、ほどほどに。

慣れてくると下記の事を考えて右手親指の向きにも気をつけてやってみます。
https://katsuhirokado.com/lessonmemo/構え方の右手の親指の方向について考えてみる/

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中指・薬指+α

最近自分が重点的に行っているスケール練習です。

通常のメジャースケール、もしくは半音階に左手ならラソ、右手ならファミを付け加えた3連符でやってみます。
もちろんある程度の速さは重要です。

ここで難しいのはオクターブキーをちゃんとコントロール出来るかどうかです。特に1オクターブ以上のインターバルになった瞬間、運指がとても難しくなるので、ここをしっかりとコントロールできるかどうか。
もちろん音の裏返りなども気になりますが、まずはしっかりとした運指コントロールから。

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