簡易吸音ルーム「Light ROOM」
どうやら簡易吸音ルーム「Light ROOM」というのが登場したらしいです。
管楽器・声楽・ギター・ボイストレーニングなどに最適!簡易吸音ルーム 遮音・吸音・防音ルー… |
テントの形をしており、材質はソファと同じような設計になっているのだとか。
さすが家具メーカーの発想!
これは面白い!!
やはり最大の特徴は安くて軽いってことでしょうね。
通常の防音室というのは遮音性能を考える。遮音効果を高めるということは壁も厚くなり、重くなる。すると必然的にコストも上がる。
しかし、これは10万円を切る価格で登場している。
これは画期的。
e-SAXが5万円位で出てきたのも画期的だったけど、これもまた画期的。
ただし、これは最初から「吸音ルーム」として表示してあるだけあって、遮音性能はあまり重視していないね。
実際に15dbの遮音性能と書いてあるし。
一般的な防音室は大体30dbくらいから。このLight ROOMはその半分。
サックスは普通に吹いて100db位は出るから、15dbの遮音性能では物足りないのも事実。
故に、そこは諦めて小さく吹けばいいってだけの話しだけど。(実際には通常の半分くらいの音量だと大丈夫な計算にはなる)
実際に通常の防音室でも完璧に消す亊は不可能だし。
軽いってのも魅力は十分。
実は通常の簡易防音室って、引越しの時とかが一番大変。
手放そうと思っても送料がすごいかかる(10万近くというのもよく聞く)。
しかし、これはそういった問題もクリアになる。
そして個人的に一番気になるのが吸音!
最近の録音というのは後でエフェクター処理をする。いわゆる残響音(リバーブ)であったり、コンプレッサーであったり。
そういう時にデッド(反響音が無い)な状態での録音だと、後処理とかが結構やりやすかったりする。
ちょっと魅力的。
しかし、やはり懸念事項もある。
それが室温。
ソファ材質とある。
間違いなく中は暑い。
サックスは特に息を吐くわけなので、更に暑くなる。
通常の防音室でも夏場はサウナ状態間違いなし。
それがさらに暑いとなるとちょっと怖い…。
とりあえず全体的に魅力的な事には変りない。
本社住所はウチの近くなので今度訪問してみようと思っています。
ちなみに、、、サックスの防音については「サックスプレイヤーのための全知識」という本に書いていますので、興味あれば是非(宣伝)!!