サックスレッスンについて

サックス教室 生徒募集中!

サックス初心者の方から、ブラスバンド経験者、ジャズやアドリブなどもっと勉強したいと思っている人まで募集しています。

音の鍛え方、指を的確に動かす基礎はもちろん、曲をどのようにかっこよく演奏するかを理解し、楽しく上達してみましょう。

サックス教室について詳しくはこちらから

What's New

Categories: Movieアドリブ譜

The Girl From Ipanema的コード進行でのソロ例

「イパネマの娘」コード進行でのソロ例です。
コンセプトは「転調に対応するスケール」です。

演奏難易度 ★★★☆☆

この曲はAABAのフォームです。Aメロの8小節はキーこそ違いますが「A列車で行こう」のコード進行と同じコード進行です。(「A列車で行こう」についてはこちら)

もちろんちょっと捻りを加えて、IIm7-V7-I(Em7-A7-D)ではなく、代理コードを使用したIIm7-♭II7-I(Em7-E♭7-D)になっています。

♭II7(音楽理論的な名称では『subV7』)はリディアン♭7というスケールで演奏しますが、今回はここはサクッと流して「そういうもんだ」にしていきます。

さて、問題は17小節目からのBセクションです。ここはDメジャーから転調しています。

今回のソロはそのスケールと転調が分かりやすいようにBセクションは敢えてスケールそのままに作っていますが、自分はキーの推移とそれに対応するスケールは下記のように考えています。すると半音上がる→マイナー転調みたいな覚えやすい形ができあがります。

E♭
(E♭メジャー)
E♭
(E♭メジャー
E♭m
(E ♭ドリアン)
E♭m
(E ♭ドリアン)
E♭m
(ナチュラルマイナー)
E♭m
(ナチュラルマイナー)
Em
(メロディックマイナー)
Em
(メロディックマイナー)
Em
(ナチュラルマイナー)
Em
(ナチュラルマイナー)
Dm
(ナチュラルマイナー)
Dm
(ナチュラルマイナー)
D
(Dメジャー)
D
(Dメジャー)
D
(Dメジャー)
D
(Dメジャー)

もちろん複雑に考えることも出来ると思いますが、簡単に考えるとこのように対応出来ると思います。

スケールはE♭ドリアンはメロディックマイナーでも全然OKですね。そのほうがシンプルに覚えやすいです。

転調とそれに対応するスケールをしっかりと覚えておくのがこの曲のコツになります。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

Recent Posts

「ふるさと」でのソロ例

「ふるさと」でのソロ例です。今…

2か月 ago

「Misty (Smooth Jazz Ver.)」でのソロ例

「Misty」でのソロ例です。…

2か月 ago

「Autumn Leaves (3/4 time)」でのソロ例

3/4拍子にした枯葉でのソロ例…

2か月 ago