「’S Wonderful」でのソロ例
「’S Wonderful」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「長い音符を使う」です。
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キーはCですが、BセクションでEメジャーに4小節転調します。
また、2小節ごとのパッシングディミニッシュを使ったコード進行も特徴の1つです。C♯ディミニッシュはここではディミニッシュスケールを使用していますが、Dmのドミナントと考えることも出来るので、Dハーモニックマイナースケールでも大丈夫です。
さて、今回は1.5拍以上の「長い音符」を使うようにしています。
ジャズのアドリブで「初心者っぽい」と感じさせることの1つに「音を伸ばす」というのがあります。今回はその長い音を使っているので矛盾しているように思えますが、決定的に違うのが「フレーズの長さ」です。
2小節以内で音を伸ばすと間延びしたようになってしまいます。そこでフレーズの長さ(というか息継ぎまで)3小節以上にします。
これだけで長い音を使用してもフレーズに溶け込むようになります。
長いフレーズを使うことが出来るようになれば対比として短いフレーズの中で入れることも可能です。
まずはフレーズの長さで3小節以上(小節線を2回超える)作れるようにしてみましょう。