「Cool Struttin’」でのソロ例
「クール・ストラッティン」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ブルース・スケールとビバップ・スケールを使う」です。
演奏難易度★☆☆☆☆
「クール・ストラッティン」はキーがアルトサックスでD(実音F)のブルースで、テンポもゆったり目と、まさに王道中の王道とも言える曲です。
さて、今回はその定番ブルースで、ブルーススケールを中心に作っています。しかし、それだけではジャズっぽさもあまり出ないので、そこにビバップスケールを入れて作るようにしています。
Dブルーススケールは「レ・ファ・ソ・ソ♯・ラ・ド」です。テーマがすでにこのブルーススケールで出来ています。オリジナルのソニー・クラークのレコーディングでもブルーススケールがかなり使われているので、やはりブルーススケールは使いたい所。
ブルースでのブルーススケールはコードに合わせて変えるものではなく、常にこのDブルーススケールで押し通します。ブルージーな雰囲気が一気に出てきます。
そこにビバップスケールを入れてジャズっぽさも混ぜてみましょう。
ビバップスケールはミクソリディアンスケールに経過音としてメジャー7thの音を足したものです。この経過音である半音の流れがジャズっぽさを出すことになります。
ブルース感とビバップ感の2種類を行ったり来たりするのが今回の特徴です。