アルペジオ転回形(6度音程)+スケールの練習
「アルペジオ」といっても1,3,5,7の順番で音が高くなるだけではありません。そこにオクターブを切り替える形もあります。
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アルペジオ(前半2拍)とスケール(後半2拍)の組み合わせで、徐々に上昇/下降する形ですが、A~Cでオクターブの切り替えの場所を変えています。
オクターブの跳躍は音が裏返りやすいだけでなく、オクターブキーの運指も非常に重要です。アルペジオでもオクターブの切り替えを取り入れてみましょう。
また、これはジャズのフレーズの練習でも非常に重要な練習です。
アドリブの脱初心者のレベルの一つに6度音程以上を使えるかどうかがあります。スケールを行ったり来たりするだけでなく、フレーズの中に6度以上の跳躍音程を入れることができるかどうかです。
アルペジオでのオクターブ切り替えはこの6度音程を染み込ませるという意味もあります。この譜面の各1小節はどこかでフレーズとしてよく出てくるものなので、しっかりと身に付けておきたい形です。