「両腕動作中のみ発動する「左腕の優越」。東大から発表」という記事が出ていた。
特に気になる部分が
左手は両手を動かした場合に右手を上回る能力を発揮することがわかったのです。それは柔軟に動きを調節してサポートする力に長け、そのフレキシブルさは右手から学習していること。「右手は能動的、左手は受動的」とも言えるでしょう。もちろん、この「左手の優越」は右手の動作ありきの特殊な能力ですが、その力はすさまじく右手と比較して約2倍の学習量をほこったといいます。
これはすごく興味深い。
実はサックスの運指練習でやればやるほど(運指技術が向上するほど)右手(利き腕)が弱点になる。
明らかに左手のほうが速く動きます。
(ちなみに、レッスンなどで「右手と左手、どちらが得意?スケールの上昇と下降、どちらが得意?」という質問で大体その人の悩みや運指レベルってのが分かったりするんですけどね。)
試しに右手「ド↔ファ#」と左手「ソ#↔ド」とやってみます。これはどちらも同じ形の運指になるわけですが、連続で出来る限り速く続けるとそれが顕著に分かります。
利き腕が遅くなる原因はただ単純に力が入りすぎる亊なんですが、どうしてそうなるかという理由がここに出てきたように感じています。