平常心での演奏
今週末は山野もあったり、すみだジャズもあったり、イベントだらけなんですねー。
今日最終リハーサルをやるところも多いと思います。リハではちゃんと楽器の音量とイメージのすり合わせも重要ですからね。
「いい演奏しよう」と力みすぎて音が詰まったり、裏返ったり。もちろん「いい演奏」を心がけ、それを求めるのは素晴らしいことです。しかし、ここで一歩ブレーキをかけるようにします。
「いい演奏」を求めるあまり自分の限界を超えたところを求めてしまいそうになるからです。
大事なのはリハの時に平常心をたもち、どの位の息量で演奏すればいいかを掴むこと。その場所での音の聞こえ方を把握するわけです。ホールでも屋外でもリハと聞こえ方は全く違うから、その環境に慣れることが大事です。
あと、リードの問題。やはり本番などでは息を入れすぎ状態になる。だからリードの状態も重要。柔らかすぎたりヘタったリードは高音域が全然弱い。かと言っ て硬めなリードをつけると最後まで口の筋力が持たない(閉まらなくなる)。自分の場合は口の持久力重視な選び方してます。
演奏時間の最後まで持たないようなリードだとスカスカな音になってしまいます。高音域だってフラジオだって「平常心」を保っていればなんとかなります。トータルの演奏時間と自分のアンブシュアの持久力を考えながら硬さを選びます。
ちなみに自分の場合、個人練習と本番を同じリードで行い、本番の時は通常よりもリガチャーを1〜2mm奥に取り付けます。本番では興奮状態になるので必ず息を入れすぎる。だから、リガチャーをちょっと奥につけるだけで息入れすぎ状態に少し対応してくれます。