「Over The Rainbow」でのソロ例
「虹の彼方に」をボサノバ(サンバ)アレンジしたものでのソロ例です。
今回のコンセプトは「16分音符の裏を使う」です。
キーはCです。
この曲はメロディーはシンプルですが、コード進行はノンダイアトニックコードを多用しており、アドリブする上ではかなり難しくなっています。
基本的には「セカンダリー・ドミナント」と、それに繋がる「リレイテッド・マイナー」、そして「サブドミナント・マイナー」で構成されていますが、とりあえず難しい用語は置いといて、「II-Vがたくさんのキーで使われている」と思っておけばいいと思います。
テンポが速いとCメジャー一発でも行けそうなコードの雰囲気ですが、通常はバラードで演奏し、今回もサンバ風なアレンジでもテンポは遅いので、コード進行に合わせたアドリブにしたいところです。
今回はそのコード進行に合わせる+サンバアレンジなので、16分音符でのシンコペーションや裏拍もたくさん使うようにしています。
16分音符で裏拍を取るのが最初から得意な人はいません。
その時にこのようなサンバやボサノバ系のリズムで取るようにしてみます。
テンポが速いように聞こえますが、今回も実際は90なので、そこまで速いテンポではありません。さらにパーカッションや伴奏で細かいリズムをたくさん入れているので、比較的リズムを取りやすくなると思います。
シンコペーションのリズムを確実にしてみましょう。