「She」でのソロ例
「She」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「メロディーのリズムを応用する」です。
ジャズのスタンダードと言っていいのかどうかは分かりませんが、「She」をやってみました。自分はエルヴィス・コステロの曲だと思っていたんですが、フランスのシャルル・アズナブールの1974年の曲だったんですね。
さて、この曲は結構変則的なことが多いです。
まずは小節数。フォームはAABAですが、Aセクションは9小節という、奇数小節数。テンポが遅いとそこまで気にならなかったですが、しっかりと小節数を数えることが大事です。
また、Bセクションでは転調しています。キーは何になるんだろう?メロディーの音使い的にはG♭っぽいスケールになっています。臨時記号との戦いになると思います。自分はG♭(F♯)メジャースケールと考えています。
ソロはメロディーのリズムを主に使うようにし、少し変化させるようにしています。
音使いは難しくする必要がなく、基本的にはB♭メジャースケールで大丈夫です。
ただし、ディミニッシュとマイナーセブン♭5はこの曲のコード進行の特徴的な部分なので、なるべくコードトーンを守るようにしてあげたほうがいいと思います。