1音ずつ足していくアルペジオ
前回「1音ずつ足していくメジャースケール」をやりましたが、今回は応用で「1音ずつ足していくアルペジオ」です。
メジャースケールと同じような効果で、運指・リズム・タンギング、音感など必要なことを一気にやってしまうことに変わりありませんが、3度ずつインターバルの積み重ねになるのでコードトーンの理解が早くなります。
内容はとてもシンプルです。1回ずつ音を足していくだけです。
Cメジャースケールでのアルペジオ(楽譜はDメジャースケールとAメジャースケール)で考えると下記のようになっています。
- ドミ
- ドミソ
- ドミソシ
- ドミソシレ
- ドミソシレファ
- ドミソシレファラ
- ドミソシレファラド
さらに下りも
- ドラ
- ドラファ
- ドラファレ
- ドラファレシ
- ドラファレシソ
- ドラファレシソミ
- ドラファレシソミド
これをドラム(もしくはメトロノーム)に合わせて連続して演奏するだけです。
シンプルな内容ですが、ドラムに合わせると合わせないのでは内容が激変します。
下記のような効果があります
- スケール練習でメトロノームを使うので正確に運指を身に付けます。
- 1音ずつ足すので「ド」の位置が表拍と裏拍で入れ替わります。それにより正確なリズムを身に付けます。
- 後半になってくると音数も増え、音域も広くなるのでタンギングも必要になります。正確にタンギングを行う必要があります。
- 楽譜を見ずに演奏することで、今が何の音を演奏しているか考える必要があります。音階名や音感のトレーニングになります。
- 3度ずつのインターバルなのでコードトーンの理解が早まります。
という、重要な内容を一気に練習できる方法です。
これを表拍始まり、裏拍始まりの2種類行ってみましょう。