「Now’s The Time(F Blues)」でのソロ例
「ナウズ・ザ・タイム」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「I7を3-6-2-5に変える」です。
Bluesのコード進行ではしっかりとI7とIV7の違いを出す事がソロを演奏する上で重要なことです。
さて、今回はその2小節続く「D7」を変えて演奏してみます。
変えると言っても伴奏を変えるのではなく、フレーズの方のみです。コードアルペジオを中心に、D7というよりも細かく3-6-2-5に分解しています。
1段目のD7はG7に行くための3-6-2-5なので、Bm7-E7-Am7-D7に分解しています。
2段目はEm7に行くようにしますが、それだとG#というスケールから外れる音がルート音になるので、ここはF#m7(♭5)-B7のみにしました。
3段目はまたD7に戻ってくるので、F#m7(♭5)-B7-Em7-A7にしています。
F#ではD7のコードトーンがCナチュラルなので、普通のm7ではなく、♭5にしています。A7では(#9)というテンションです。
同じコードが続く場合はこのように分解して演奏するとフレーズも作りやすくなると思います。