「Isn’t She Lovely?」でのソロ例
「Isn’t She Lovely?(可愛いアイシャ)」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「難しいキーは簡単なフレーズで吹く」です。
オリジナルのアレンジにしてみました。
Isn’t She Lovely?は原曲が実音E(サックスでD♭)で、セッションなどでやる場合は半音上の実音F(サックスでD)が多く、他にもサンボーンは半音下のE♭(サックスでC)でやっています。色々なキーで演奏することが多いですが、ロックのセッションなどではEが多いので、今回は原曲キーにしています。
さて、サックスにとって弱点のキー「D♭」ですが、まずはペンタトニック・スケール(D♭、E♭、F、A♭、B♭)が使えることが大前提になります。今回もペンタトニックを中心に考え、そこにコードトーンを足すように考えて作っています。
アドリブで音をたくさん入れたくなりますが、それでもペンタトニックを中心に考えるとシンプルなフレーズを作りやすく、運指も簡単に出来るようになると思います。
あとはこのキーに対して慣れが必要になりますが。
ちなみに、運指でB♭の音は常にBisキーを使用しています。この曲のコード進行上、Bの音が出てこないので右手サイドキー(TAキー)は使用しないようにしています。