シンコペーションが苦手な人の為のスケール練習(休符を歌う)
シンコペーションが得意な人という方が少ないのですが、やはりシンコペーションが決まるとカッコよさは大幅にアップ。
そこで、シンコペーションが苦手な人用の練習方法です。
Gメジャースケールです。
1~3は8分音符、A~Cは16分音符のシンコペーションしたスケール練習です。基本的にはメトロノームの数が違うだけで、全く同じものです。
さて、シンコペーションが苦手な人の特徴が「表拍がいない事」です。「聞いてタイミングを覚えて、勘で入る」となっていませんか?
この「勘」は「音感・リズム感」があれば問題ないですよ。でも、自信がない場合は鍛えなければいけません。
その鍛える方法が、「休符を歌う」です。
休符は休むんじゃありません。休符も演奏するんです。
「どういう事?」という場合に[2]や[B][C]をやってもらうんです。吹いている合間に実際に声に出して「ン」って言ってもらうだけです。
「そんなの出来る」と思ってません?
すごく難しいですよ。もちろんテンポから遅れちゃダメなんですよ。
吹く→歌う→吹くの繰り返しってそんなに簡単じゃないですよ。テンポが速くなればなるほど。
これがちゃんと言えるってことが休符を歌うってこと。実際に声に出してるんだから。
コツは「ン」の前の音の切り方(止め方)だと思ってください。ちょっとでも延びるとンが歌えないです。
出来ると思ってるけど出来ない事の代表的な一つです。