音を出さずにサックス運指練習【左手編】
サックスは音を消すことがほぼ不可能な楽器。しかし、家で練習したい。
そういうときは音を出さずに運指練習をやってみます。
まず最初に、音を出さないように息を入れてみます。フーっという息の他に、少しサックスの音が混ざるようになっています。
もしここでサックスの音が何も聞こえない(息の音しか聞こえない)場合はアンブシュアの噛み過ぎ問題や、息の入れ方の問題があります。これは別の機会で。
さて、左手の練習なので「ソラシド」の運指が基本になります。
まずはウォームアップで「ソラ」のみ。やはり薬指の弱点克服がメインです。
その後に「ソド」。これもサックス奏者の弱点です。薬指と人差し指が同時に動かないので、これをしっかりと叩き込みます。
それから「ソド・ソラ・ソシ」「ラソ・ラシ・ラド」「シソ・シラ・シド」「ドソ・ドラ・ドシ」というように、それぞれの組み合わせをやってみます。
それぞれ30秒。出来る限り速く、休まずに続けるようにします。
続けると自分の指の動きとイメージにズレが生じてきます。これが弱点でもあります。
しかし、やりすぎには注意。腱鞘炎の原因になります。まずは30秒✕5種類。休憩入れても5分。これで十分の運指練習です。