「フットプリンツ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「異なるキーのマイナーペンタトニックを使う」です。
演奏難易度★★★☆☆
この曲は3/4拍子の24小節マイナーブルースです。半音ずつ降りてくるようなコード進行が特徴的ですが、基本的にはブルース進行です。
ブルースにおいてマイナーペンタトニックは鉄板なスケールなので、Am7でもDm7でもマイナーペンタトニックを使っています。
Aマイナーペンタトニック | ラ・ド・レ・ミ・ソ |
Dマイナーペンタトニック | レ・ファ・ソ・ラ・ド |
しかし、それは1コーラスまで。
2コーラス目はペンタトニックでもAm7でBマイナーペンタトニック、Dm7ではEマイナーペンタトニックという、異なるキーのペンタトニックを使っています。
通常、キーはAマイナーなので、Am7では通常Aナチュラルマイナースケールを使います。
しかしこの独特なベースライン、そしてこの雰囲気。ナチュラルマイナーで普通に演奏するのもいいですが、ちょっと同じマイナースケールでも雰囲気を変えてドリアンを使用してみます。
「モード曲」扱いです。
ナチュラルマイナーからドリアンに変えてもAマイナーペンタを使用しても全然問題ないですが、ここでもう一つ、全音上のBマイナーペンタも全然使えます。
Aドリアン | ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#・ソ |
Bマイナーペンタ | シ・レ・ミ・ファ#・ラ |
Bマイナーペンタの音はAドリアンに含まれているんですね。だから使用しちゃえということです。
あとはマイナーペンタで普通に演奏してもいいし、モードのアドリブっぽくフレーズに4度インターバルを織り交ぜると面白くなると思います。
もちろんAm7ではなく、Dm7ではDドリアンなので、DマイナーペンタとEマイナーペンタを使っています。