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「It Don’t Mean A Thing」でのソロ例

「It Don’t Mean A Thing(スウィングしなけりゃ意味ないね)」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「速いテンポでシンコペーションを使う」です。

キーはGで、最初にマイナーのラインクリシェから始まる曲です。

ラインクリシェとは同じコードトーンの中で、どこか1つ音が2度ずつ変わっていく事です。この場合はEmというコードトーンでベース音が半音ずつ下がっていっているので、これは「マイナーコードのラインクリシェ」と呼ばれるコード進行です。

ラインクリシェがあっても基本的にはEマイナーのコードです。本当はコードトーンに合わせてEメロディックマイナーやEナチュラルマイナーなど使い分けるといいですが、Eマイナー1発で押し切っても大丈夫かなと思います。

さて、今回はシンコペーションというかタイを多く使っています。

テンポは速めの160としているので、シンコペーションも難しくなります。

シンコペーションを鍛える方法は速いテンポと遅いテンポの2種類を必ずやる事です。速いテンポだと難しいのでテンポを遅くして練習します。

しかし、これだけではいつまで経っても鍛えられません。必ず速くする必要があります。速いテンポだけだと今度は雑になってしまいます。

遅いテンポは正確性、速いテンポは技術。この両方を練習することでリズム感も演奏技術も鍛えられます。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com