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「If I Should Lose You」でのソロ例

「If I Should Lose You」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「IV△7で♭3rdの音を使う」です。

キーはGメジャーですが、平行調のEマイナーと感じる曲です。

さて、今回はIV△7のC△7でD♯の音を多用するようにしています。

これはメロディーの音が使われているからというのが一番の理由です。

本来コードトーンの3rdの音がEなので、D♯の音はマイナーコードの音になりますが、メロディーで使用しても違和感はありません。これが「ブルーノート」になります。

ブルーノートはブルースだけで使えるのではなく、このようなスタンダード曲でも使用できます。IV△7で♭3rdは個人的には結構好きな使い方です。

♭3rdの後に通常の3rdの音が来ているのでマイナーという感じはしません。

ブルーノートとは別に、半音階(パッシングトーン)としても使っています。同じD♯の音でも前後の音の関係で意味が異なり、逆にその前後関係で意味を伝える事ができたらコードトーンに縛られる必要がなくなります。

スタンダードでもブルーノートを使えるようになってみましょう。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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