「But Not For Me」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「跳躍音程の後に16分音符を入れる」です。
最初のコードがD7から始まるBut Not For Meです。本来はCmaj7ですが、ジャズの場合はこちらのコードで演奏することが多いです。
さて、今回は裏拍で跳躍音程を使った後に16分音符を入れています。
8分音符を主に使っていますが、そこに少しリズムの変化を出すために16分音符も入れています。テンポ140(少し速いミディアムスイング)を想定しているので、同じリズムでの演奏だけではなく、フレーズのリズムの変化も必要です。
そして今回はその変化を入れる前に「跳躍音程」を入れています。
マンネリ化するアドリブの代表的なものが「スケールを行ったり来たり」と「リズムの変化の無さ」です。
これを同時に解決する方法です。
もちろん技術的ににもフレーズの発想的にも難易度が上がります。
しかし、インパクトを与える意味では重要な手法の1つです。