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音感チェック

twitterの方でかなり広まったので、ブログにも記載しときます。

音感をチェックする簡単な方法があってですね、写真のような譜面を歌えるかどうか聞いてみます。下に書いてあるのは「歌詞」であって音階名じゃないですからね。ピアノなんか使いながら歌ってみます。で、歌える?

これは本来気持ち悪い。もう違和感ありまくり状態。でも、音楽に慣れていない人は普通に歌えるんだよね。
じゃ、その「違和感」をこ作るところゆっくりやっていこうかって話しになるわけで。それを無視して一気に進めると必ず超巨大な壁がやってくる。楽器の操作(技術)だけで音楽をしようとするから。

自分のとこに来てくれる8割の人は初心者。音楽経験のない人の方が多い。派手で華やかな演奏をしたくなるのは分かる。
この譜面も何もなく歌えたし、技術を追求してきた自分がそうだったから。

けど、こういうちょっとしたトレーニングで「違和感」に変えることで今後の伸びしろが劇的に変わる。

そしてアドリブとかやるんだったら先ほどの音階名に違和感持った状態にしとかないと、高い音に行きたくても低い方に行ってみたりする。もちろんその逆で、低い方に行きたくても高い方に行ってみたり。視覚を使えない楽器なので、ちゃんと音の高低を音階名にして歌える練習しないとね。

ちなみに、先ほどの音階譜面はだいたいこういう判断をしています。
音感あるタイプ:とても違和感あって気持ち悪いけど、練習すればなんとかなる。
音感付き始めタイプ:音階名につられてしまう。
音感危ういタイプ:何が難しいのか分かっていない。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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