サックスレッスンについて

サックス教室 生徒募集中!

サックス初心者の方から、ブラスバンド経験者、ジャズやアドリブなどもっと勉強したいと思っている人まで募集しています。

音の鍛え方、指を的確に動かす基礎はもちろん、曲をどのようにかっこよく演奏するかを理解し、楽しく上達してみましょう。

サックス教室について詳しくはこちらから

What's New

Categories: スケール譜

Half-Whole Diminished Scale(コンビネーション・オブ・ディミニッシュ)練習

Half-Whole Diminished Scaleの練習パターンです。

半音−全音と組み合わせると全く同じ音になることから、ディミニッシュスケールには3種類あります。
詳細は理論書などを参考にして下さい。

ここではC7で使えるディミニッシュスケール「C,D♭,D#,E,F#,G,A,B♭」の練習をしてみます。

ディミニッシュスケールの導き出し方です。
C7を例に出してみます。

  1. C7のコードトーン「ド・ミ・ソ・シ♭」
  2. 3rd、5th、7th(ルート音以外)の半音下「レ#(3rdの半音下)、ファ#(5thの半音下)、ラ(7thの半音下)」
  3. ルート音の半音上「ド#」

ディミニッシュスケールは上記の3項目を足した「ド、ド#、レ#、ミ、ファ#、ソ、ラ、シ♭」です。
理論上、♭9thや#9thなどと言われますが、こう覚えるほうが簡単だと思っています。

さて、そのスケールをパターン化した練習です。
4音(2拍)を1グループにして、下降していきます。1音目と4音目が同じ音になっています。

ディミニッシュスケールはそのメカニカルな特性を活かしたフレーズがよく使われるので、パターン化した練習も非常に効果的です。
パターン3や5などはコードトーン始まりなので、コード感を強く出すことも出来ます。

よく用いられるのがリズムチェンジ(I Got Rhythm)のコード進行でいわゆる「A」の部分です。2拍ずつコードが変わっていきますが、敢えてディミニッシュスケールだけで行く方法があります。

ここではC7(E♭7、F#7、A7)のスケールパターンのみ掲載してみます。必要とあれば移調して行ってみてください。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com