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サックス初心者の方から、ブラスバンド経験者、ジャズやアドリブなどもっと勉強したいと思っている人まで募集しています。

音の鍛え方、指を的確に動かす基礎はもちろん、曲をどのようにかっこよく演奏するかを理解し、楽しく上達してみましょう。

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Categories: スケール譜

同じ速さのスケール練習

スケール練習もただ指を動かすだけではあまり効果が得られません。曲を演奏する上では正確なリズム(速さ)で演奏できるかが重要だからです。

下記スケールの「A」は1音あたり0.25秒になるので、全て同じ速度での演奏になります。
※1拍の長さ(秒数)は60÷テンポ数で計算できます。

  • テンポ120で8分音符(1拍0.5秒÷2=0.25秒)
  • テンポ60で16分音符(1拍1秒÷4=0.25秒)
  • テンポ80で3連符(1拍0.75秒÷3=0.25秒)
  • テンポ40で6連符(1拍1.5秒÷6=0.25秒)

「A」が全て同じような感じで演奏出来たのならば問題ありませんが、「走る」などといった問題がある場合はしっかりと拍を聞く練習を行うようにします。運指だけではなく、速度キープを出来るかどうかのチェックになります。

さて、ここからリズムを1段階レベルアップさせるためには「B」のようにタンギングのコントロールを行ってみてください。
拍ごとにタンギングを入れるだけでリズムをキープするための練習になります。このような練習は運指を考えすぎているとメトロノームが聞こえなくなるので、運指を考えなくても出来る→拍を聞くというようにしていかないとなかなか出来ません。

さらにレベルアップさせるために、「C」のように半音階にしてみると更に効果的です。半音階も運指練習としてだけではなく、しっかりとキープしてみるようにしてみます。

もちろんここからスケール下降や他のキーでのスケール練習も行ってみるようにします。
スケールの速度をキープできるようにしてみましょう。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com