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Categories: スケール譜

半音階とタンギングの組み合わせ(2)

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以前「半音階とタンギングの組み合わせ」を書きましたが、その続きです。
スケール自体はF、F#、Eと半音階の音は変わりません。
タンギングの位置を今回の4番のように16分音符で2、4番めの音にタンギングにしてみます。

【条件】
必ず拍ごと(4分音符)に足を入れてください。つまり4音おきです。2音おき(8分音符)はダメです。
タンギングする前の音が短くならないように気をつけてください。スタッカート気味に演奏するのはダメです。

実は、これは「条件」を足した瞬間、難易度の高いスケール練習になります。

【目的】
このスケール練習の目的は「数える」ことです。
半音階などは指の感覚で適当にやってしまう場合も多く、タンギングもどこでやったのかあやふやな状態が多く見られます。

ジャズなどのポピュラーミュージックにおいては「4」を数えることが特に重要だと思っています。
これは曲を演奏する上で特に。

しかし、数えることよりも、「音を間違えない演奏」に集中し過ぎている場合が多いです。
もちろん間違えない演奏というのも重要ですが、「数える」という事が無くなっては元も子もないです。

徹底的に音数を数えることで、リズム感の養成はもちろん、タンギングや運指も同時にトレーニングする方法です。

(ちなみにジャズをやりたい人はこのタンギングを必ずマスターしてもらうようにしています)

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com