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Categories: スケール譜

フレーズの終わり方を考える

いわゆるフレーズ集をそのままアドリブで吹いても「かっこよくない」「取ってつけたような感じがする」というのはフレーズの終わりがハッキリしていないことも原因の1つです。

実はフレーズ集には終わり方を曖昧にしてある場合がほとんどです。これはフレーズをもっと長く続けるように、そこで終わりにしてほしくないという意味もあるからです。

そこで、フレーズの終わり方について2つのパターンを使う練習をしてみます。

まずは短く切って終わるパターン。
1拍目の裏で短く終わるようにしています。

もう一つが長く伸ばして終わるパターン。
3拍目をシンコペーションしているリズムです。

フレーズ集は最後が4分音符で終わっているものが多いので、最後の小節に1〜2音足してこのようなパターンを作ってみます。
前回の記事
上昇型アルペジオから半音階へ移るジャズフレーズ

アドリブのパターン組み合わせ練習
などを使うとさらに効果的です。

実はこの2つのパターン、ジャズのアドリブでは代表的なフレーズ終わりですが、初心者のアドリブでは皆無に等しいリズムです。
アドリブの書き譜を自作する人も、これを書いている人は耳コピ慣れしている人だと思っています。

最初の2小節は典型的ジャズフレーズですが、終わりをこのようにするだけでも聞こえ方がガラッと変わります。
特にフレーズ例2のような4度以上の跳躍音程で終わると、かなり慣れてきた感が出てきますね。

もちろんジャズフレーズの終わり方はこれだけではありません。
しかし、代表的なもので感覚を掴むということも重要です。

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Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com