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音の鍛え方、指を的確に動かす基礎はもちろん、曲をどのようにかっこよく演奏するかを理解し、楽しく上達してみましょう。

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Categories: スケール譜

インターバルトレーニング

上の段が3度インターバルの練習で、徐々にインターバル(音程)の差を広げていきます。
定番練習の一つですが、これを楽譜を見ずにやっていきます。すると難易度が急激に上がるはずです。

特に幼少期にピアノをやっていた人などは音程差が広がれば広がるほど苦手となっています。
考えられる理由が、この練習は視覚的な演奏方法が使えないからです。他の弦楽器や鍵盤楽器はこの場合、視覚的に「この位置を抑えればいい」と捉えることが出来ます。しかし、管楽器は視覚的に捉えることが出来ない楽器なので、しっかりと頭の中で音階名を考える必要があるからです。

さらに難しくなる原因として「音感」も邪魔をします。音感というものはもちろん重要です。3度音程は歌いやすく、ピッチも崩さないように歌うことが簡単です。しかし、5度音程や6度音程といったようにインターバルを広げていくとしっかりリズムを崩さずに正確な音程で歌い切ることはかなり難しいです。歌えない→音が分からない→指が動かないとなっていきます。
実際にレッスンなどで見ていても、音感がある人ができなく、逆にない人のほうがスムーズにできるケースが多いです。

音感に頼る演奏も大事ですが、音感を鍛える、思い込みを捨てるという意味のスケール練習方法でもあると思って下さい。

しかし、7度音程は音感の有無関係なしに難しいないようです。とくにオクターブキーの動きに注意してみてください。一見難易度が低そうに見えますが、そんなことはありません。
例えば「ドシレド」となった時に「2度下にいって高い方に変える」となると「下に行く→高い方に上げる」という2段階の思考回路になっています。速くするためには「7度音程」1段階の思考回路に慣れる必要があります。

運指と思考を同時に鍛える練習方法です。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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