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Categories: 楽譜

サックス10分基礎トレ

サックスの練習では実際にどのような練習メニューを作ればいいかという問題があります。

自分の場合は以下のメニューを考えます。

  • 音(ロングトーン)
  • タンギング
  • 運指
  • 思考(音階名を考える練習)

この練習を効果的に行うことが有効だと思っていますが、それでは実際に短い練習時間しかない場合は何をやればいいのかというので、「音・タンギング・運指」についてまとめた練習方法が以下のものです。

1番がロングトーンの練習です。1小節あたり10秒くらい行います。オクターブの跳躍となっていますが、高い方はオクターブキーを押さずに出してください。

注意点はズバリ音が濁らないこと。音の立ち上がりや、伸ばしている時に違う音域が混ざらないことです。

2番がタンギングトレーニング。これもオクターブキーを使わずに行います。出だしの音がハッキリ聞こえるかどうかがポイントです。

3番が運指です。Aを基本に、Bは半音上、Cは半音下、D は複合です。この時に小指を含む各指が楽器から離れないように動かすことを最大限考えて行います。

合計10分ほどで出来ます。というか、出来なくても10分くらいで打ち止めです。それ以上はやらなくてもいい練習方法です。

ちなみに、これはなんとなく出来るにはさほど日数はかからないはずです。しかし、完璧を求めると数年かかるのでは?という内容です。数ヶ月実践するだけでかなり効果があると思われます。

本当に音が濁っていないのか、音の立ち上がりはどうなのか、音量や音程が揺れてたりしていないのか、、、かなり少ない時間で濃い練習になります。

ちなみに、どれも一回勝負です。
曲演奏時もフレーズは1回勝負。基礎練習も1回勝負で集中して。

もっと長い時間の基礎練習をやりたい場合は音を増やせばいいだけです。

こちらは書籍化されました。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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