ストラップはサックス購入時に付属しているので、すぐに必要というわけではありません。しかし、身体に適した長さに合わせるだけでも音は改善されるほか、近年では身体への負担を軽減するだけでなく、息がしっかりと通りやすいように、首を締め付けないように工夫されているストラップもあります。
とりあえず、落としにくいものを選ぶことが重要ですが、その次に体に負担がかからないようにするものを選んで上げることも大事です。
そして最近は黒一辺倒ではなく、見た目も選択肢ができたのもいいですね。
ストラップにはフック部分(サックスをかけるところ)がスナップフックかU字、もしくはS字などでかけるタイプの2種類があります。
個人的にはスナップフック(ロックできるもの)がおすすめです。譜面台で何か書いている時に、通常のフックでは外れてしまうこともあり、ちょっと危ないと思うこともあるので。
また、フック部分には金属製のものとプラスチック製のものがあります。
金属製のものは頑丈で、安心感があること、若干ですがプラスチックよりもよく響くというメリットがあります。但し、若干ですが重くなるのと、クッションを何か入れないとストラップリング部分が削れてしまうので注意が必要です。
プラスチック製のものは安いというメリットがありますが、耐久性の問題もあります。持っているときに落下しないような耐久性のあるものを選ぶようにしましょう。
交換時にはストラップにはサイズがありますので、体格に合わせたストラップを選んであげて下さい。
海外製品は長いものが多く、アルト/テナー兼用タイプのものは女性がアルトを演奏する場合に長過ぎるという場合が多いです。
長すぎる(ストラップを上げすぎる)と首が締まってしまうので、息の通りもよくありません。さらに右手の親指にも負担がかかりすぎてしまいます。
長さは重要な要素です。
バードストラップ
¥4,137~
自分が愛用しているストラップがバードストラップ。そのバードストラップで一番安価なタイプのものです。
バードストラップのパーツは全てバラで購入です。自分はブレード部分の色は赤、クリンチ部分はピンク、紐は黒、パッドはクッション無しのもので作っています。
バードストラップは色のカスタマイズ出来るも出来る他、紐の長さ調節が出来るのが本当に素晴らしいです。
パッド部分にクッションが入っていると負担が軽減されます。
個人的にはクッションがあるものは逆に使いづらかったので、パッド部分が通常のものが一番しっくり来ましたが、首への負担を減らしたい場合はこちらもオススメです。
最近は洗えるウォッシャブルタイプのパッドも出ています。
ブレステイキング サックスストラップ ライザ プレミアム2
¥20,780~
頸椎ヘルニア、腱鞘炎、首・肩・背中の凝り、全身の倦怠感によって、日常生活にまで支障をきたした考案者が、演奏活動を続けるために試行錯誤を繰り返して製作されたサックス・ストラップ。首に全く負担がかからない上、プレイヤビリティも考えられています。
ケルブル(KOLBL)のストラップも定番のストラップメーカーの一つ。ストラップの形状がブーメラン状になっていると首にフィットして疲れにくいです。また皮で出来ているので、馴染みやすいです。フックもメタルとプラスチックが選べます。
とりあえず落下予防でスナップフックに変えたい場合で安いものとなればBGかブランチャーですね。