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音の鍛え方、指を的確に動かす基礎はもちろん、曲をどのようにかっこよく演奏するかを理解し、楽しく上達してみましょう。

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リードの選び方

サックスで最も重要な消耗品がリード。サックスはリードが振動して音が出る楽器なので、リード選びも非常に重要な作業の一つです

【リードの素材】

一般的には葦の一種で「ケーン」という素材で作られています。
その他にもプラスチック製やファイバー製のリードもあります。

【リードのブランド】

定番なのがバンドレン。その中でもトラディショナル(青箱)、JAVA、V16、ZZなどがあります。

もう一つの定番がリコ。リコ、リコ・ロイヤル、ジャズセレクト、グランドコンサート、ラ・ヴォーズ、ヘムケ、レゼルブなどがあります。

他にもマーカ、ポンゾール、ダニエルズ、アレクサンダーなどがあり、プラスチックだとバリ、ファイバーだとファイブラセルなどがあります。

【リードの違い】

同じメーカーでもたくさんの種類が出ているのには、リードの厚みが変わってきます。先端を厚く真ん中辺りを薄めに作ると明るめなサウンドになり、逆に先端を薄めに作って真ん中を厚めに作ると音が安定しやすくなります。

また、フレンチカット(ファイルドカット)とアメリカンカット(アンファイルドカット)もあります。
リードに横に一本、切れ目があるのがファイルドカットになります。

リードに付いている番号はリードの硬さを表しています。厚みでは無いので要注意!

【どれを選ぶのがいいか】

一応定番はバンドレンのトラディショナル(青箱)の3番。

一概にどれがいいと断言出来ませんが、マウスピースのティップオープニング(マウスピースとリードの距離)が開いているほど薄めのリードを選ぶと言われています。

ただ、前述の通り、一般論なので自分の好きなリードを見つけてあげる必要があります。自分の肺活量やマウスピースによって変わっていくので、いろいろ試してみることをお勧めします。

硬いリードだとアンブシュアの安定、肺活量などが必要になりますが、それだけ細かい表現をやりやすくなります。

逆に柔らかいリードだと吹奏感は楽になりますが、息を入れすぎる可能性もあります。

たまに吹奏楽などで硬めのリードがいいという意見がありますが、個人的にはかなり否定的です。硬すぎてもアンブシュアを崩す可能性もあるので、やや柔らかめのリードをオススメします。

【リードの当たり外れ】

リードには当たり外れがあります。アルトサックスだと一箱10枚が一般的ですが、その中でも使えるリードが限られています。

ハズレで演奏しても音も出ない状態になるので気持ちよく演奏出来ません。

数枚リードを試してみて、その中から最も吹きやすいリードを選んであげるのが一番です。初心者の方でも必ず吹いてわかるはずです。

リードのバラ売りは安くて魅力的ですが、やはり当たり外れの事を考えると箱買いをお勧めします。

個人的には選定がメンドクサイんで、ちょっと高くてもセレクトリードを購入しています。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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