ジャズのアドリブに挑戦してみたいが、どこから手をつけたらよいかわからない、長いフレーズが作れない、フレーズがマンネリ化している……そんな悩める演 奏家のための1冊がこちら。本書では“4つの素材の組み合わせ”という単純明快なアドリブ・フレーズの作り方を提示します。
その4つの素材とはスケール、 アルペジオ、半音階、リズム。それらの使い方とつなぎ方を知れば、誰でも簡単にフレーズを作っていくことができます。もちろん、カッコよく聴かせる応用例 も多数紹介しているので、本書を通して学んでいくことにより本格的なフレーズを作り上げることができます。さらに五線譜には音階名をカナ表記。五線が苦手 な人には演奏のガイドに、経験者には手クセ脱却のヒントになるでしょう。
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ジャズのフレーズを作るときに、スケールやアルペジオといった定番の練習方法がありますが、それを使ってもなかなかジャズっぽさが出てこないという悩みは誰しもが持つところ。
そのジャズっぽくならない原因ってなんだろう?というところから始まったのがこの本を書くきっかけになったところです。
理論書などを見てもスケールだ、コードトーンだというのはたくさんあります。その知識を身につけることは出来るのですが、問題はその使い方です。
そこで、たくさんのジャズプレイヤーの演奏をコピーしてフレーズを見ても「スケールだけ」「アルペジオだけ」は皆無です。そこで、そのスケールなどの「組み合わせ重要性」に気づきました。
そうなると「何を」「どのように」が重要になります。
「何を」というのを「4つの素材」とし、「どのように」を8分音符4音分(2拍分)と考えてみると、面白いようにジャズフレーズが生まれてきます。
これがジャズフレーズの法則です。
本書の特徴の1つに音階名を振るというこだわりがあります。
もちろんこれは楽譜が読めない人でもアドリブを頑張ろうという意味がありますが、そこにはもう一つ重要な意味があります。
アドリブ時の演奏者の頭の中を見てみよう的な意味があります。
アドリブ演奏って指が勝手に動くものじゃありません。思いついたメロディーを奏でることです。
「思いつく」ってどのように?
それがドレミという音階名です。
例えば「きらきら星」という曲。
指で覚える?それとも「ドードーソーソーラーラーソー」っていう音階名で覚える?
後者のほうがメロデイーを意識することが出来ます。さらに、スケールに対応するにも圧倒的にドレミで音階名を言うことのほうが重要です。
自分はアドリブ時には頭の中は運指はあまり考えていません。演奏したいフレーズの音階名を歌っています。
フレーズの音階名はとても重要といういみで音階名を振っています。
典型的なアドリブ初心者の演奏は8分音符のフレーズを2小節以上吹けないことです。
伸ばす音を入れたり、休符を入れたり。つまり圧倒的に音数が少ない。
もちろん理由は「どの音を演奏していいかわからない」が圧倒的に多いです。
しかし、音数を増やすために何をやってもいいわけではありません。ちゃんとしたルールがあります。
そのルールを簡単に「素材」とその「組み合わせ」として解説しています。
4つの素材は1つずつピックアップすると難しいものではありません。組み合わせると誰でもジャズのフレーズが出来る方法です。
もちろんアドリブで瞬時に作れるのが理想ですが、まずは書いてみることから始めようというコンセプトでもあります。
お求めは全国の楽器店、書店、アマゾンなどの通販でも入手可能です。
【CONTENTS】 ■PART 1 ジャズ・アドリブのための4つの素材 ■PART 2 素材を組み合わせよう ■PART 3 フレーズ作成の実際 ■PART 4 応用テクニック ■PART 5 素材の変化 ■PART 6 スタンダード・ナンバーで実践してみよう 【収録曲】 |
単行本(ソフトカバー): 208ページ 出版社: リットーミュージック; B5版 (2015/8/25) 言語: 日本語 ISBN-10: 9784845626304 ISBN-13: 978-4845626304 ASIN: 4845626306 発売日: 2015/8/25 梱包サイズ: 26.1 x 18.6 x 1.9 cm |