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続々と各メーカーの新商品が発表される中、また気になるのがいました。

それがTASCAMのDR-V1HD。

 

自分は日頃からレッスンやリハ、ライブなどの録音でもタスカムのDR-7 mk2を愛用しています。

この手のレコーダーはどのメーカーも音は綺麗に録れます。より綺麗に取るにはマイキングと呼ばれるマイクの置く位置などが重要になってきます。しかし、自分は本気録音する場合はちゃんとマイクを立てて録ります。つまり、そこまでクオリティーを求めていないので、そこそこキレイに録れれば満足です。

タスカム製品は録音機能の他に、再生速度を調整する機能が付いています。上位機種であればキーチェンジも(DR-7 mk2には付いていないので唯一失敗したと感じた所)。これが他のメーカーにない良い所。

このDR-V1HDにはそのスロー再生機能が付いているんですよ。映像でスロー再生機能がついているということは超画期的じゃないですか!!!
もちろん音声もそれに合わせて遅くなるけど、もちろんキーが低くなるということは無い。これにはビックリ。

MOV形式という録画での一般的なフォーマットなので、もしかしたらその形式のビデオを持ってくればスロー再生してくれるのかな?という事もできる。

つまり、プレイヤーによって異なるフラジオ運指のクセや替え指などを確認できるってわけですよ。今までほんと磨り減るように何回もビデオを見てプレイヤーの動きを確認していた自分にはこれまた夢のような機械。

運指が見えるってことは耳コピの参考にもなるし。
(もちろん耳コピは耳を頼りにやるわけですが…)

 

使っていないので推測ですが、タスカムなんで録音した音は大丈夫だと思います。

しかも「搭載しているレンズは、最短39cmからの近距離撮影が可能な短焦点レンズを採用。」とある。実は雑誌や教室の紹介動画で利用しているのがZOOMのQ3HD(映像のみで、音声はちゃんとしたマイクで撮っています)。でも、これって0.93mから。つまり、結構離さないといけない。何気に雑誌の連載でいつも撮っている 動画ってかなり場所に困って窮屈に撮影しています。

こんなことも無くなるのかなーと勝手に推測。

これが3万円を下回る金額で出てくるのかーと一人で感心してます。
もちろんそんな資本はないので買わないですが…。

 

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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