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Strasbourg St. Denis的コード進行でのソロ例

「ストラスブール・サン・ドニ」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトはジャズフレーズで音を敷き詰める事です。

コード進行はシンプルです。ほとんどがFのダイアトニックコードです。D7がありますが、 ♭9thのテンションがあるので、Dm7(Fのダイアトニック)で無理やり押し通すこともできます。

つまり、最初から最後までFメジャースケールで演奏することが可能です。また、リズムフィール的にも16分音符でハネているようなパターンなので、Fメジャーペンタトニックは間違いなくしっくりきます。そしてその応用のDマイナーペンタやDブルーススケールが王道の使い方です。

が、今回は全てそれを無視します。半音階やアプローチノートをいれたビバップ系のフレーズをどんどん入れてみました。ちょっと強引に使っていますが…。

90〜100くらいのテンポは16分音符で演奏できるとカッコよくなるのですが、メジャースケールやペンタトニックだけではすぐにネタ切れ感が出てしまいます。(もちろんメジャースケールやペンタトニックだけでカッコいいのが理想だと思っていますが…)

となると、音数を増やすためにどうするかを考えると、「半音階を入れる」という選択肢を持てるようにします。

もちろん表拍にはFメジャースケールの音が来るように考えなければいけないのが難しいところですが、ジャズのフレーズにはたくさんヒントが詰まっているので、ビ・バップ系のフレーズをどんどん使うようにしています。

ちなみに、D7のところはH-Wディミニッシュを使っています。

あと、どうでもいいことですが、「Strasbourg St. Denis」って「ストラスブール サン・ドニ」って読むんですね

楽譜、音源のダウンロードはこちら

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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