「朝日のようにさわやかに」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ブルーススケールを使う」です。
「朝日のようにさわやかに」というタイトルですが、実際はマイナー感タップリな曲で、AセクションはマイナーII-Vばかりです。Bセクションはメジャーに転調していますが、この辺が爽やかな部分なんですかね?
それはさておき、管楽器はロングトーン使ったり、吹き倒したり出来る曲で比較的人気が高い曲ですが、ピアニストからはシンプルすぎるコード進行がで、フレーズに変化を出す事が難しいと言われる曲です。
さて、この曲ではブルーススケールを主に使ってみます。Aマイナーの曲で、Aブルーススケールをどんどん使います。本当はII-Vも無視してゴリ押しでも良かったのですが、そこは対比を出すということで、Am7ではブルーススケール、Bm7(♭5)-E7ではAハーモニックマイナーを使っています。
特長はAm7で「シ、ファ」を使わない(少し使っていますが)ことと、m7でのブルーノート、♭5thの音を使うことです。
マイナーでシンプルなコード進行の曲はブルーノートを使って特長ある音をいれたくなります。本来はマイナー・スケールを使うべきところですが、敢えてブルーススケールを使うのもいいと思います。