「サンタが町にやってくる」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「メロディーを少し活かす」です。
有名なクリスマス曲の一つの「サンタが街にやってくる」なので、クリスマス時期に耳にすることは多いと思います。
となると、ソロを演奏するときはメロディー(テーマ)を完全にぶっ壊すのではなく、ちょっと活かすようにしてみます。
これはメロディーのフェイクでもよく使う方法ですが、メロディーには「覚えやすいところ」と「うろ覚えなところ」があります。
その覚えやすいというのは「強小節」に多く見られます。
小節は強弱が繰り返し行われます。下記のような感じに。
|強小節|弱小節|強小節|弱小節|強小節|弱小節|強小節|弱小節|
これをもう少し大きく、2小節単位で捉えると、前半2小節が強く、後半2小節が弱いと考えることも出来ます。
|強小節| |弱小節| |強小節| |弱小節| |
つまり、強弱は同じ長さで交互に訪れ、強い性質はメロディーを覚えやすいことが多いという事です。もちろん例外もたくさんあるのが音楽ですが。
さて、このソロは2小節単位
|強小節| |弱小節| |強小節| |弱小節| |
で、強小節の部分でメロディーをなるべく使うようにしています。
メロディーっぽい音使いが聞こえてきませんか?
もちろんメロディーの音ばかり使っていてはジャズアドリブ感もなくなるので、ジャズフレーズも取り入れたいところ。今度は強小節ではなく、弱小節がポイントになります。
弱小節もメロディーの音を使っていますが、音数を増やして原曲メロディーを壊すようにしています。
メロディーを活かしたい場合は強小節でメロディーを取り入れてみてください。その後は結構音を入れても原曲の雰囲気を出しやすくなると思います。