「リコーダ・ミー」コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは「臨時記号の理由を知る」です。
演奏難易度★★★☆☆
この曲のアドリブの楽譜は異常に臨時記号が多い曲です。その理由が曲中での転調が多いからです。
16小節の曲ですが、F#マイナー→Aマイナー→Gメジャー→Fメジャー→E♭メジャー→Dメジャー→F#マイナーと転調しています。
曲自体はF#マイナーなので調号は#3個で記譜しますが、転調に対応するために臨時記号が楽譜に多くなります。
この曲では6種類のキーが存在する難しい曲なので、それぞれの調号をしっかりと把握しておくことが重要です。
キー | 調号 |
---|---|
F#マイナー | ファ#、ド#、ソ# |
Aマイナー | 調号なし(全てナチュラル) |
Gメジャー | ファ#(ド、ソがナチュラル) |
Fメジャー | シ♭(ファ、ド、ソがナチュラル) |
E♭メジャー | シ♭、ミ♭、ラ♭(ファ、ド、ソがナチュラル) |
Dメジャー | ファ#、ド#(ソがナチュラル) |
調号さえ分かれば後はそれに対応するだけ!!ってそれが難しいですが…。
スケール練習も指体操ではなく、調号を把握するような練習が必要不可欠な曲です。