「イン・ザ・ムード」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ディミニッシュコードに対応する」です。
In The Moodはビッグバンドの定番曲ですが、アレンジしてサックス一本で演奏するようにしています。
ソロについては基本的にF-A♭dim-Gm7-C7の2小節のコードをループしている進行になっています。
本来のビッグバンドではサックス2本で4小節ずつのトレードとなっていますが、今回はそのパートを延ばしてソロセクションにしています。
さて、このコード進行で問題になるのがA♭dimのコードです。Fメジャースケールだけで演奏することも可能ですが、このディミニッシュコードを考えてみます。
A♭dimのコードトーンはA♭、B、D、Fとなっています。これはGm7のセカンダリードミナントのD7で、そのH-Wディミニッシュと考えることも出来ます。
もちろんコードトーンのみで演奏する他にも、D7の選択肢も持っておくといいでしょう。