「イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー」的コード進行でのソロ例です。
今回のコンセプトは3連符での半音階です。
3連符はアルペジオで使われる事が多いですが、半音階でもよく使用されます。ジャズのソロで半音階は必要不可欠ですが、テンポが早くなってきた時にまずは運指技術が問われます。
半音階は「小指(両手とも)」、「ラ#」、「ド#」という、サックスの代表的な弱点運指が詰まっています。しかし、逆にこの運指はサックスプレイヤーがよく使う運指でもあります。
慣れてくると逆に使いやすくなるという、不思議な運指です。故に初心者と中級者以上の分かれ目かもしれませんが…。
さて、実際のフレーズですが、半音階の3連符でも臨時記号を使うべきところと使わない方がいいところがあります。
まずは「3連符の最初の音」。これは出来る限りスケール内の音(臨時記号を使わない音)が望ましいです。
そして「3連符の次の拍のアタマの音」。ここは半音階で進みながらもコードトーンになるように考えてみます。3連符の次の音を重要視してあげると半音階を外さずに、上手く入れることができます。