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Cantaloupe Island的コード進行でのソロ例

Cantaloupe Island的コード進行でのソロ例です。
8ビート系のリズムで演奏することが多くテンポも若干速めで演奏することが多いタイプです。

120くらいのテンポだと、ソロを作る時も難しくなります。その理由の1つが16分音符の使い方です。
テンポが速くても16分音符を中心に演奏する技術があればいいのですが、そんなに簡単ではありません。
かといって、8分音符中心だとどうしても野暮ったく聞こえてしまします。

そこで16分音符と8分音符を混ぜて使うやり方が効果的になります。

ここでは16分音符をたくさん使っているように見えますが、連続するのは1拍以内(4音以内)にしています。あとは8分音符を組み合わせています。
こうすることで演奏レベルを押さえる事と野暮ったく聞こえさせない方法の2つを同時に解決することになります。

さらに、ここでは作り方にも工夫を入れてあります。

前半部分はマイナーセブンのコードの時にブルーノートを入れています。
マイナーコードの時に♭5thの音がブルーノートです。
(Dm7ならラ♭、Bm7ならファのナチュラル)

そして後半は2小節目もしくは3小節目に5度上のコードのアルペジオを入れています。
(Dm7の時にAm7、B♭7の時にFm7、Bm7の時にF#m7)

一発ものといえど、本当にアルペジオやペンタトニックだけでソロを構築するのは限界があります。
ちょっとしたアイデアを入れてみるとソロに変化を入れる事ができるので、メロディーも作りやすくなります。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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