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「You’d Be So Nice To Come Home To」でスケール練習(オルタード)

「You’d Be So Nice To Come Home To」でのソロ例です。今回のコンセプトは「オルタードスケールを使う」です。

曲はGメジャーですが、全体的にはEマイナーのII-Vがたくさん入っているので、平行調のEマイナーの感じがします。

マイナーのII-Vはミクソリディアン♭9♭13(ハーモニックマイナーP5↓)というスケールがいわゆる普通と言われるものですが、やはりこれだけテンションが入るならオルタードを使ってみましょう。

ということで、B7とF#7はオルタードスケールになっています。
オルタードスケールは難しそうな雰囲気が漂うスケールですが、マイナーII-Vの場合は逆に簡単になる場合がほとんどです。

オルタードスケール=半音上のメロディックマイナーと同じスケール音です。となると、、、

  • Bオルタードスケール=Cメロディックマイナー→調号はミ♭だけ
  • F#オルタードスケール=Gメロディックマイナー→調号はシ♭とファ#

普通のミクソリディアンなんかよりも全然簡単になります。

ちなみに、Emのコードでもメロディックマイナーを意識しています。「Em7」ではなくII-Vから解決で「7」が無い場合はメロディックマイナーやハーモニックマイナーも考えてみるといいでしょう。

楽譜・音源のダウンロードはこちら

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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