「アンフォゲッタブル」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「バラードでしっかり休符を作る」です。
ナット・キング・コールとナタリー・コールの共演が有名なバラードのスタンダード曲です。
ナット・キング・コールとナタリー・コールのバージョンではキーがF(サックスでD)になっていますが、ここはスタンダード集に掲載されているキーのG(サックスでE)にし、テンポも遅めにしています。
さて、かなり独特なコード進行でトーナリティ(キー)が分かりづらい曲です。キー表記はEですが、最後のコードはAになっています。つまり、「キーがEかAか分からない曲」です。
コードはII-Vを中心に流れているので、アドリブも基本的にはII-Vのキーに合わせて演奏すると大丈夫です。
D△7-G7などはBm9-E7(alt)で、III-VI-II-Vのコード進行と解釈するとキーはAのアプローチで演奏することができます。
今回のソロは休符を多く取り入れるようにしています。バラードでしっかり休符を数えることが目的です。
長い音符で休符もなく演奏するとダラケてしまいます。速い音符を使ってしっかり休むようにしてみましょう。