「Moonlight In Vermont」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「バラードで半音階を多用する」です。
キーはCでAABAの形式です。
Aメロは一般的な8小節とは異なり、6小節なので小節位置を失わないようにしましょう。
Bメロは転調し、Eメジャー→Fメジャーになっています。楽譜上では臨時記号が増えるところになっています。
さて、今回はバラードのソロで半音階を多用しています。
半音階を多用できるようにするコツはズバリ「速く演奏する」です。
半音階を使うと思ってもゆっくり演奏してしまうと間延びした演奏や外れた音に聞こえてしまいます。
しかし、速く演奏すると「間延び」や「外れた」という感覚にならなくなってきます。
メジャースケールで速く演奏するとスケールを登って降りての繰り返しになってしまいます。
この場合は7音で構成されるメジャースケールではなく、12音で構成される半音階を使うようにしてみましょう。
ただし、コードの変わり目(小節の変わり目など)やフレーズの終わりはなるべくスケール内(できればコードトーン内)の音にするといいでしょう。ハーモニーの中の音で終わるようにすると外れた感のないフレーズになります。