「レフト・アローン」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「ダブルタイムフィールを使う」と「ハーモニック・マイナーを使う」の2つです。
ピアニストのマル・ウォルドロン作曲のバラード代表的な曲で、サックスではジャッキー・マクリーンの演奏がとても有名な曲です。
さて、そのジャッキー・マクリーンの演奏でもピアノソロから「ダブルタイムフィール」で演奏しています。
ダブルタイムフィールとは直訳すると「2倍の速さで演奏するような感じ」です。とくに「感じ」の部分が大事で、実際のコード進行の進みかたは最初のテンポ通りです。本当に2倍の速度になる場合は「ダブルタイム」になります。
このダブルタイムフィールはバラードなどでよく使われ。終始バラードで演奏すると飽きてしまうので、リズムに変化を与えるという意味です。
また通常のテンポに戻ることも重要です。
アドリブ演奏時のスケールですが、今回はBハーモニック・マイナーを主に使っています。
Bマイナーのキーでのコードがメインになっており、Bm以外のコードを見るとソのナチュラルとラのシャープがよく使われているからです。
前後のコードトーンを考えてみるとスケールも導きやすいです。