「I’m Beginning To See The Light」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「小節のつなぎ目を2度音程にする」です。
「I’m Beginning To See The Light」はデューク・エリントン楽団のビッグバンドで、ボーカルがメロディーを歌うことの多い曲です。
作曲にはDuke Ellington、Johnny Hodges、Harry Jamesという3人の名前がクレジットされており、デューク・エリントン楽団のサックス奏者であるジョニー・ホッジスの名前もあります。
さて、この曲のコード進行はリズムチェンジのコード進行に似ており、メロディーの雰囲気もこれもデューク・エリントン楽団で有名な「Satin Doll」にも似ているかなと思います。
特徴があるのはB7です。本来、ここはIIm7にしたいところですが、II7というドミナントになっています。3rdの音がうまく使えるようにしてみましょう。
また、Cm7-F7という突然半音上昇するコードもポイントです。コードは半音上がりますが、テーマの音は半音下がるのも特徴の一つです。この半音上がるコードトーンをしっかり出せるようにするようにしましょう。
今回はコードチェンジ時の音程が2度音程になるようにしています。2拍ずつコードが変わりますが、半音もしくは全音で繋ぐようにしています。
コードが多い曲ではコードトーンのみで演奏することも出来ますが、この曲では同じコードが多いので、コードトーンのみではフレーズのネタ切れを起こしてしまいます。
コードトーンのみではなく、スケール的なアプローチを取ることも行ってみましょう。