「I Thought About You」でのソロ例です。
今回のコンセプトはコードトーンを中心に考えるです。
さて、この「I Thought About You」は複雑なコード進行の曲で、キーはFメジャーですが、最初からダイアトニックコードではない、マイナーセブン♭5から始まります。いわゆる「普通の簡単な曲」には当てはまらない曲です。
この曲ではまずは連続するドミナントセブンが攻略のポイントです。
ドミナントセブンでは4度進行としてのコード、そしてその裏コード(ドミナントセブンの3rdと7thを入れ替えたもの)があります。この曲ではその裏コードが多用されているので、ルート音も半音の動きが多く、独特な雰囲気を持つ曲となっています。
まずはこの連続するドミナントセブンのコードトーンをしっかりと演奏出来るようにしましょう。コードが多く、複雑な場合はコードトーンを中心に考えるようにしてみます。
コードがシンプルな曲ではソロも同じようなフレーズばかりという現象に陥りやすくなりますが、複雑なコード進行ではコードトーンだけの演奏でもフレーズが出来上がります。
もちろんコードトーンに対応する力が必要になりますが。
ちなみに、自分はDの平行調であるBマイナーで考え、Bメロディックマイナーを中心に作るようにします。
各小節の1拍目のコードはメロディックマイナーのダイアトニックコードになる事が多く、3拍目のコードはそのダイアトニックコードの裏コードと考えると簡単だからです。これを説明すると難しくなるので、ここでは省略します。
まずはコードトーンを中心にソロを作るようにしてみましょう。
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